ステージサイドウォッチ「月組公演All for One」我ら護衛隊トーク 続きです。
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ステージサイドウォッチ「月組公演All for One」我ら護衛隊②はこちら

参加者復習。
ベルナルド役・れいこちゃん(月城かなと)、ロベール役・からん(千海華蘭)、ジャン役・もっくん(貴澄隼人)、クロード役・まゆぽん(輝月ゆうま)、ポール役・ぐっさん(春海ゆう)、護衛隊の五人。





れいこちゃん(以下れ)  隊長が壁ドンしてるの知ってるんですか?
からん(以下か)  壁ドン?知ってるよ?
もっくん(以下も)  あ、知ってる?
まゆぽん(以下ま)  だって、こう(手で合図)したら、(すぐ)来る所にいるんですよ?
れ  そっか、見てるよね?
か  こーゆー感じだよ。

皆  (笑)
か   (ベルナルドを真似て)「錯覚に違いない」(手、合図)……これで来るんだよ。
れ  そりゃ、見てますよね。……そうだよね……。
皆  (笑)
か  「がんば」って思ってる。
ぐっさん(以下ぐ)  「がんば」って陰ながら(笑)
も  恋愛も応援しつつ。
れ  恋愛もね。皆さん恋愛は?
か  まずはやっぱり、このフランスで高い地位に登ってからかな。
れ  ですよね。
も  (からんに)イタリア人?
か  ノン、ノン、ノン!
れ  (フフフと、笑う)
も  フランス人?
か、ま  フランス人。
も  そっか。
か  おフランス。
れ  そこがいいのかも。なんかこー、護衛隊の事しか考えてなさそうな、この感じ。
か  あー、うん、うん。
ま  確かに。
か  それが選ばれた理由か。
れ  うん。真っ直ぐ過ぎる熱意。
も  そーかな。
か  凄くない?銃士隊に優ってるんじゃない?
ま  凄い忠実ですよね。
れ  え、でも(元々)銃士隊には、勝っているつもりですものね。
か  そうだね。
れ  負ける訳ないと思ってますから。
か  そうだった。
れ  うん。
か  (ベルナルドは)結構自由にさせてくれるよね。……私たちも、紫や青の髪の毛にさせて貰って……。
れ  それも特別感めっちゃ出てると思う。
れ  そう。……なんか認めて下さってるよね。
ま  うん。
れ  (でも)あれ(髪色)はどーしたのかな?
か  どーしたのかな??(笑)隊長(こそ)どーしたのかな?
れ  (笑)
ま  気にはなってた?
か  気にはなってたんだ。
も  (髪の)毛の色に関して。
皆  (爆)
も  あれは……あのー、どーゆーあれ?
か  そーね。やっぱりあのー、紫って大人な色だなと思ったから、「紫一寸入れてみようと思う」ってクロードに言ったら、「じゃあ……」
ま  「青行きますわー」って(笑)青すぎると銃士隊みたいになっちゃうから、「血が通ってないよ的な、青」というか、「非道」なイメージにしたかったんです。
か  んー、でも本当はね、あの皆お揃いの制服のデザイン画(の髪色)が紫色だったんですよ。で、「(イケコ・小池修一郎)先生に(髪色)聞きに行こうか、スチール撮影もあるし」って言って聞きに言ったら、「これ(デザイン画)まで激しくしなくていいけれども、一寸奇抜にして欲しい」って言われたのと、大立ち回りとかいっぱいあるし、その、他の人は普通の髪型だから、そこにいてあまり目立ち過ぎない様に……という微妙な……難しい(塩梅でこの色になった)。
ま  時代も考えてねー。
れ  でも、隊長、別にその……自由。……髪型。
か  でも気にはなってたんだ。
ま  気にはなってた(笑)
れ  でも、格好よかったらいい。
か  OKなんだ(笑)
も  寛大だね。
か  寛大だよ。
れ  自分、こんなだしさ(手で波々ヘアを表現する)。
皆  (笑)
れ  ずっと帽子被ってるし。
か  そうだね。イタリア男 だもんね。
だもんね。
 だもんね。
だもんね。も  おしゃれだもんね。
れ  そうそう。
か  おしゃれに寛大なんだね。
れ  そう(「おいでー」みたいなポーズ)。
も  そうだね。そうだ、そうだ。
か  なるほどね。
も  これから、(ぐっさんに)じゃあね、(髪色)入れる位の気持ち(で)。
ぐ  はい。そうですね。
も  うん。黄色と青位で。
ま  結構浮きます浮きますね。
も  うん。
か  ビビットいくね。
れ  (も、ぐに)お二人は、銃士隊から寝返った訳じゃないですか、最後の大立ち回りで銃士隊と戦ってますけど(どんな気分ですか?)。
も  絶対、負けたくない!って思う。
れ  ですよね!
も  うん。でもポルトス(ありちゃん・暁千星)とか、すっごい体当たりみたいなので来るから、「はっ!」て思うけど。でも、ここはね、負けていられないのよね。だから最後、ダルタニアンにかかっていく所とか、今までの人生全てをかけてこう……「今だっ!」ってなって行くぐらいの意気込みで。
も・ぐ  強いんだぜ!
も  てゆー(気持ちで)、一応行ってはいるんですけど。
ぐ  二幕の酒場(の場面)で、初めて……裏切ってから(初めて)三銃士さんたちと対面するんですけど、私はあり(ポルトス)に、「よう!」とか言って、ありは「あっ!お前っ!」みたいなお芝居とかもしてて。そこでまぁ、初めて対面出来るので、そこの何か一寸自分たちの中では(勝ったぞ的な気持ちが)ありますよね。
も  ある。
ぐ  制服も完全な……護衛隊の制服に身を包み、そこで初めて。
ま  負い目、全くなしって事なんですね。
ぐ  (キッパリ)ですね、ないです。
ま  「ないです」(笑)
も  や、負い目はないけど、(ジャンは)一寸ビビりだから。
か  あ、お兄ちゃんはね。
も  今まで、居酒屋のおじちゃん……シモンさんとかね、別に罪のない人に会う時、「あ、自分全然違う服着てる」(って)……なんて言うのかな、……緊張感(感じてます)……。
れ  めっちゃいい人。
か  めっちゃいい人だなー。大丈夫?護衛隊で(笑)
も  でも、やっぱり自分は剣士だから、(一寸後ろめたい)そっちの気持ちが勝つんだけど、そう、仕事面に於いては、全然、こう……未練は全くない。
ま  お稽古場で最後の大立ち回り(のテ)付いた時に、(ぐっさんが)「もー、寝返ろっかなー」って(言ってた)。
皆  (笑)
も  あの時、言ってたよね!
か  マジー?
ま  はぁ?!って(笑)
ぐ  なんかもう、こっち……護衛隊いててもなんかイタリア飛ばされるぐらいなんやったら、銃士隊戻ろうっかなって。
     ぐっさん、上級生に責められて(笑)思わず、素の大阪弁出てしまってて(笑)可愛い(笑)
か  おいおいおい

も  でも、ポールが戻るんだったら、一緒に戻るかも知れない。
ま  いい兄ちゃんだ。
か  どこまで弟に優しいねん。
    からんの大阪弁も好きだわ(笑)
れ  (最後の大立ち回りで皆)すんごい傷負ってるじゃないですか。……大丈夫なんですか?
も  大丈夫なの。
れ  クロードに至っては……何かもう……。
ま  致命傷やけど。あの、でも脳内は「隊長(を守れた)」ってぐらい(だから)どってことない。
れ  わかった。よかった。
か  やっぱり、エリート剣士だからね。
れ  うん。
ま  全然。
か・ま  大丈夫。
れ  じゃあ、そんな皆さん、東京公演の意気込みを……じゃあ(下級生順に)。
ぐ  はい。そうですね、東京では、更に潔く裏切れる様に、隊長への愛を募らせて頑張りたいと思います。
ま  引き続き、特にロベール、特に隊長との阿吽の呼吸は忘れずに、もっと逆に濃く……なにも会話がない所でも、関係性が浮き出て見える様にもっともっと人物を濃く作って行きたいです(からんを見る)。
か  はい、よろしいっ!
も  そうですね。私も今回こうやってお話が出来て、まさかのクロードの甘えん坊キャラというのが発覚して、皆さんのキャラクターともっとこう、色々関わりを持ちながら、自分も深めていきたいなと思います。
か  まさかの(ジャンとポールの)兄弟発言には本当に、この機会がないと知りえなかったから、びっくりしましたけれども、兄弟愛にも勝るコンビ(クロードとの)愛を、はい。ねー、深めていき(たいと)、隊長への尊敬の念はもう、募る一方で、多分秋口には爆発してると思うのですけれども(笑)それと、後は「悪」って言うのも……自分でもここまで「悪」って(役を)やってなかったので、楽しみながら銃士隊に負けないという心を持って、強く強く頑張っていきたいと思います。……隊長!
れ  はい。えー、本当にこの心強い四人の皆さまに支えられて公演しております。
か  めっちゃ笑ってる。「心強い」とか思ってないでしょ?
れ  思ってる!
か  (爆)

れ  思ってる!思ってます!(笑)……そしてあの、一回一回、回数を重ねる度に、どんどん濃く返して下さって毎日が本当に楽しいので、このまま東京公演も更に更に深めて、こう……銃士隊の方たちの中で、護衛隊の存在が更に大きくなる様に、作品の中で、護衛隊の存在がもっともっと大きくなる様に……秋口には……。
皆  秋口には(笑)
れ  秋口には、爆発している様に頑張りたいと思います。
     と〆て、最後のご挨拶するれいこちゃん。
れ  月組公演、All for One。皆さまお見逃し無く!





以前の御庭番衆のトークの時も思ったんですが、宝塚の生徒さんは、本当によくキャラクター(性格)を考えて、深いところまで役作りしているんだなと思いました。
そりゃプロですから……当たり前なんですけど……。
舞台では、見きれない位の設定や感情など……でも、作りこんでいてなかったらきっとああいう風に(舞台上で)見えない……そんな事が沢山知れて、一寸感動しています(笑)
イケコの深い脚本あればこそのキャラ設定かも知れませんが、こういう番組で、皆がどの様に芝居と向き合っているか伺い知れて、本当によかったです。
私は、もう観劇予定ないですが。これからまだご覧になる皆さんが、この番組見られてより「All for One」の作品世界を楽しんで頂けたらいいなぁと思いました(←何様目線?)。
三回に渡った長々ブログを、最後まで読んでくださってありがとうございました!













