※完全なるネタバレです。
「All for One」未見の方は、ご注意くださいませ。
……前回、やっぱり書き忘れてましたわ(てか、データ消えた後思い出し損ねた)。
ダルタニアン・たまきち(珠城りょう)が、国王に剣術指南をすると決まって、向かう時銀橋で歌う「この地上のどこかに」の中で、「ガスコンの誇りを胸に」の「ガ」の所でするフィンガースナップが、やたら好きです

で。
ルイ14世・ちゃぴ(愛希れいか)のお話を。分かってたけど、(設定が)サファイアだって分かってたけど……あまりの男役っぷりに「え?もしかしてほんまに男(設定)?」って一瞬構えた程(笑)
だって、多分、男役やってた時だって、こんな低音出せなかったんじゃない?いい(低い)声でびっくりしたわ(笑)
それにしても、モンパンシエじゃないけど「そのアタマの金の角が、陛下ほど似合う王はどの国にもおりません」と思ってしまう程、あのチョーゼツド派手お衣装が似合ってしまう、娘1(笑)
元々バレエ出来た子だし、前作でガッツリバレエやったのもあって、ほんの基本的な動きでも決まってて、キレイだなぁ。
の。
ドキュンポイントなんですけど

ルイ14世であるところのルイ(ーズ)は、いつから自分が女の子だと知ったのかは分からないけど、女の子回路がちゃんと出来ていて、髪伸ばしたいとか恋をしてみたいとかお洒落したいとか、可愛いことを夢見る女の子で。
でも、今までちゃんと切り替えてられてたのはすごい(ま、王家のトップシークレットですからねぇ)。
そこで、アルルカンたちにドレスを着付けてもらってる時の「Oh Yen」とか「Hah Woo」とかってオブリガートのパートを歌ってる声が可愛くてたまらんっ!
こう……観ているこっちも、ルイと一緒にワクワクしてしまう感じ。
そうか……ルイにも感情移入出来るから、この作品、楽しいんだ

その、「感情移入出来る」魅力的なヒロインは、本当に快活で可愛くて、一生懸命な女の子で。
王宮から女の子の格好で抜け出そうとして、上手く衛兵に見破られずに出られた時の「やったー!」(ぴょん!)が、たまらなく愛らしい……



女の子の格好で下町に出たくんだりは、全部可愛くてドキュンポイントなんですが、私的にやっぱりダルタニアンに握手を求められて、男らしくやっちゃったのをはぁっ?!となって慌てて女の子らしくする所が一番です。
ベルナルド・れいこちゃん(月城かなと)に無礼なこと言われて「お下がりなさい!私を誰と心得る
」って啖呵切る(とは一寸違う?)所も可愛い(笑)

ベルナルド、絶対ここでルイーズの事一寸気になったはず!(笑)
大立ち回りの後のシモテ花道でのやり取りも、可愛い。
「あれー!お止めになって~!」「ダメよ、結婚するまで……!」ってダルタニアンを隠す所は、機転のきく頭のいい女の子だなと思う。
その一方、自分(国王)の印象をさり気なくダルタニアンに聞こうとする可愛らしさもあって(笑)
本当にこのキャラ、愛おしい!
剣術指南の役を自分で解いたのに、ダルタニアンをまた呼び出して、あの段階でルイはどうするつもりだったのかな。
2人きりになった最初は、一寸イタズラっぽい感じがしたんだけど。
その、思わず緩んでしまいそうな口元を、殊更引き締めようとしているのが、たまらなく可愛かった

で、下町の踊りを2人で踊っているうちに、うっかり女の子に戻ってしまって喜んでる所とか、ダルタニアンに自分が下町の居酒屋で出会ったルイーズだと知らせる所とかも……可愛い以外出てこない……(笑)
あまりの事にショックで気を失うダルタニアンを、助け起こして手で仰いであげるとこも、「陛下……」と呼ばれて、頭をふるふるしながら「ルイーズ!」と言うところも、ニマニマしてしまう程に可愛い!
……ほぼダルタニアン・たまきちの所(ドキュンポイント)とかぶっちゃう(笑)
一番ドキュンとなったのは、銃士隊がボーフォール公爵解放したのがマザランに知れて、「銃士隊殲滅すべし」ってなった後に、マザランの姪たちと銃士が踊ってる間を縫って階段昇り降りしながら「離れれば 離れるほど この思いは募る 神が定めた 運命の人」と歌うところ。
もぉ……切ないっ!
王族だから耐えなければならない事……だけじゃないから。彼女は女性として生きることすら隠さなければならないんだから。
そして、女性として生きたいと願ってるんだから。
そりゃ切ないわ。
後、あれです。
ソロ!
「彼に会いたい もう耐えられない 彼に会いたい 今すぐ会いたい……」
ちゃぴがそう歌う度、本当に胸が苦しくなりました。
ちゃぴルイ(ーズ)の気持ちがものすごく伝わって来るのと、自分の気持ちにリンクして……(笑)観劇後、毎回マジでこの気持ちになります(笑)
感情たっぷりに歌うちゃぴも流石なんですけど、この歌詞書いたイケコ(小池修一郎先生)のヲトメっぷりに、脱帽です(笑)
ルイーズはやっぱりフツーの女の子でも、フツーの王族でもないから(感覚が)「会いたい」って思ったら本当に会いに行ってしまう……その一途な思い切りのいい所も可愛い

頑張って会いに行って、ダルタニアンの顔を見た時の嬉しそうな事!
ダルタニアンたちが(自分を付けてきたベルナルドたちに)見つかって、一触即発って状態になったのを止めるために、毅然とした態度で飛び出してくる時の美しさ!
ベルナルドの無礼もスルーして、ダルタニアンと目で何かを語る姿!
恋する乙女なルイーズたまりません(笑)
後、大立ち回りの時のルイーズも可愛くて仕方ない

初めて「ルイとして」ドレス姿で人前に出たルイーズは、めっちゃ可愛くて(笑)
この時のドレス、本当に可愛い!さり気なくフランス国旗カラーってのも憎らしい(笑)
ベルナルドも「フランス国王は渡さない」って言いつつ、「フランス国王」でなく「下町のプリンセス」なルイーズがほんとは欲しかったんじゃなかろうかと(笑)
そのベルナルドに腕掴まれて引っ張って行かれたり、抱きすくめられて迫られたりした時の「いーやー
」ってのも可愛い。


れいこちゃんが、うっかりSっ気発動するの、わかる気がする(笑)
大立ち回りの後、母のアンヌさまにペンダントを「持っていて」と言われて受け取って、ハグをしてもらう所は毎回うるうるきていました。
最初、アンヌさまが(長年離れ離れになっていた息子の)ジョルジュ・おだちん(風間柚乃)にはハグしないの?って、思ったんだけど。
これから自分の元を離れて、嫁ぐ娘にお別れのハグなのね
と思うと、たまりません!

ダルタニアンの、一寸ストレートとは言い難いけどある意味わかりやすいプロポーズに、調子を合わせて答えるルイーズ。
本当に身分差考えたらびっくりするけど、これからもこうして「しっかり手を繋いで付いていく」んだろうなぁ、ルイーズは。
そう感じて、本当に「よかったねぇ~」と、うるうるしています(笑)
そのお陰で……
もう、たまちゃぴサイコーと、身悶えする訳です(笑)
ちゃぴだけでもなんやかんや長くなりました。
……とゆーか、あらすじ書いちゃったって位になってしまいました……

だって本当に、可愛いんだもの!
ごめんなさい(笑)
さて……次は、アラミスかなぁ……。