娘がどハマりしている「刀ステ(舞台刀剣乱舞)」の、千秋楽ライブビューイングに行ってきました。
開演が19時と言う事で、学生は親同伴でないとダメなんですね。
こんな時間の映画館になかなか行かないので、「せやった!」と、慌てました(笑)

で。
私、この原作のゲームもビジュアルをちょっと知っているだけという、まるっきり予備知識ない状態で観たのですが。




あー……苦笑




若い女の子がキャーキャーいうのわかるわぁって感じでした。

ま、私的にこれ、ヅカでやってくれんかな?ですけど(笑)

キャスト全員、見目麗しい男性!
女の子一切出てこず!←これはヅカ的にアウトだけど(笑)
ロマンスなしで、男の友情とか主君への想いとか、そっちサイドのともすれば暑苦しいテーマのお話で。

「日本刀を擬人化してどうやって話にするんだ?という、観る前の疑問はまぁ、解消されました(あ、でも聞かないで汗)

キャラが個性的で粒立っているので、エピソード繋ぎ合わせた感じの脚本でも、まぁ、楽しめました。
気になったキャラ(てか、俳優さん)もいたし。

もちろん、格ゲー(でいいの?)なので殺陣が多くて、本当に迫力ありました。大勢口の殺陣って凄いね。

その上、舞台奥半分に1間半程の高さのあるセットがあって、可動式の大階段で昇り降りするんだけど。そのセットが八百屋で、なんの躊躇いもなくそこで殺陣やっちゃうのにびっくりした。
NARUTOの時のトランポリンも大概びっくりしたけど……。

ただ、和物なのに、片手で刀を扱うテがめっちゃ多くてお腰が落ちてないから、洋剣の殺陣観てるみたいだった。
や、ハデで格好良かったんだけどね。

後、短刀の数人の殺陣も、上下に移動するテが多くて見応えあった。
タッパの小さい子が演じていた(そういうキャラなのよね)ので、すばしっこい感じがとても良く出てた。


1人だけ……ええと……三日月宗近って役の人だけ、やたらお腰落ちてて、きちんと刀捌いてて!めっちゃ格好良かった!
剣心の影やった時の、ひとこちゃん(永久輝せあ)みたいー!と思いました。

やっぱり、素手の殺陣より刀持ったのの方が好きだわ~カナヘイハート



カテコも付いていて、本当に面白かったんですけど(軍議の場面←ご存知の方にはとっても有名な場面も、大笑いしましたよ)、どーしても許せない事がありまして。
はい。
お衣装の事です。

主要キャラは、「刀剣」が擬人化されたもので、もちろん架空ですし、ゲームのキャラとして再現率は高いんだと思います(だってちゃんと知らないから……)。ので、それはいいんです。
問題は、話のキーになる戦国武将明智光秀と、森蘭丸です。


娘が見ていたDVDの時から気になってはいたんですけどねー。

戦国時代なのに、羽織袴姿なんです!

蘭丸と光秀が城内で話している場面あるんですけど、どう見たって維新志士の立ち話にしか見えなくて……ガクリ
それも、光秀は袴短い(帯位置高いんだと思う)し、蘭丸は羽織を法被のように着ているし(襟返してない)、羽織紐ないし。
百歩譲って袴は許すとしても、殺陣の時くらい腿立ち取りなさいよムカムカ
光秀の甲冑が良かっただけに、なに手ぇ抜いとんねんムキーと思いました。

もちろん、役者が分かってないのはアレなんですけど、主要キャラのカツラ直すスタイリスト付けるくらいなら、お衣装の時代考証考えて、着付け位ちゃんとしなさいよムカムカ
と、思いました。

「そんなの誰も気にしてないよ」と娘は言い訳しましたが、仮にもプロの芝居で、それも再演、続演する位人気のある芝居がやる事ではないと思うんです。

ゲーム上に、このお衣装で出ていたとしても、変えるべきだったと思います。

娘は、この作品で日本史にめちゃくちゃ興味を持ってくれました。
私の時代小説を「貸してー」と言ってくるようになりました。

そんな子供に、ウソを教えているのと同じです。
「脚色」と「ウソ」は違います。

どういう制作会社がこの舞台を作っているのか、脚本家や演出家の事を私は知りません。

ですが、ド素人ではないのだから。
(調べたら、作演の末満健一氏って、ピスタチオ(惑星ピスタチオ)出身なのね!懐かしすぎ!てか、それならますますなんでだ?)

考えて欲しかったです。




続演、その辺どうなるのかなぁ。
独眼竜の辺りの話らしいですよ?



こんな事言いながら、ちょっと気になってはいる……(笑)