すみません、ちょっと前の話なんですけど
もう、二度とないなと思いつつ……(笑)
十数年ぶりのSS席座りました(笑)


凄い!さすが前方席!
こないだより更に近くてセンター寄り(サブセン)なので。
緞帳上がった途端、舞台上の空気がバーッと流れてきて、ロスコ(舞台効果の煙)の香りがしました。
懐かしい!この香り大好きなんです(笑)もれなく袖での緊張感思い出すけど(笑)
マイクを通さない声(生声)や、マイクが拾っていない会話とか。床のリノリウムと靴の擦れる音とか、羽根みたいに軽やかに着地する時の音とか。
およそ後方席では聞こえない音が聞こえて。
奥の方の下級生ちゃんたちの、「なんか設定作ってやってんだろうな」な芝居とか。オペラで追っかけてないと、絶対拾えない一瞬の表情とか、上からでは見えない、ソフト帽の下の表情とか。お衣装や小道具の質感とか重みとか。転換中の大道具さん(今回は生徒も)の動きとか、暗転中のスムーズな出ハケとか。
オペラ無しなのにめっちゃ見えてくる。
後、床面が見えないから、盆が回ってるのとかセリ登場とかの準備(あらかじめ降りるとか)がわからないので、演出効果としてとても生きてた気がする。
や、私はそんなのが見える方が好きだからアレなんだけど。
……作品に集中出来たというか……楽しかった。
高価いだけあるよSS席。
もちろん、近すぎてダンスナンバーの後列の子たちが(前列のスターさんが被って)見えなかったり(笑)、格好いいフォーメーションが見えなかったりするんだけど(でも、正面からのもキレイ)。
「ケイレブ・ハント」は、ハリー(正塚晴彦先生)作品らしい、短いセリフのやり取りとリアルな芝居が魅力で。
そんなある意味日常を切り取ったストーリーで。
私は、本当にハリー作品が好きなので、今回のも「当たりや」と思ったんだけど。
地味さでいったら、星組の「ダンス・セレナータ」級かなと思うんだけど、しみじみいい作品だなと感じる。
所謂スルメ作品?
ハリー作品にしては登場人物多めかなとか思うんだけど(笑)
キャラそれぞれが生きてるなぁと思う。
主人公ケイレブ・ちぎ(早霧せいな)の探偵仲間のジム・だいもん(望海風斗)やカズノ・(彩風咲奈)、コートニー・きゃびぃ(早花まこ)、ダドリー・まなはる(真那春人)、トレバー・縣くん(縣千)はもちろん、敵方のマクシミリアン・れいこちゃん(月城かなと)も、それ以外の人たち……刑事のホレイショー・翔くん(彩凪翔)、ライアン・ひとこちゃん(永久輝せあ)や、ナイジェル・がおり(香綾しずる)も。
それも、ハリー作品にありがちな「必死で生きてる」って感じじゃなくて、楽しそうなのがいいなぁと。
や、必死で生きていると思うけど、前向きな感じがする。
何人か恋人いるしねー。
戦争(第二時世界大戦)が終わって、「これから楽しく生きやすくなるぞ」的な時代背景ってのも、要因かな?
あ、ナイジェルは、その戦争の記憶から抜け出しきれていない人だけど……でも、ちゃんと今を生きているのよね。
ま、それは置いておいて(笑)
宝塚の劇場は、2500人から入る大きなものだから、座る場所に寄って全然作品の印象が違うと思う。
ので、「この激近のお席から得られる印象」を演出家がどう意図したか……とかちょっと考えながら観てみる(笑)
ハリーは、「小劇場向き」とよく言われる位、登場人物少なめだし、照明暗めだし、演技細かいし……(笑)
後方席でも、私は楽しめるんだけど……前方席の集中しやすさったら……(笑)
舞台の端の端まで考えられた演出だわと、感激しましたよ。
なまじオペラ使えなかったから、本当に照明当たってない所の下級生ちゃん(の表情)も見えたし。
銀橋芝居は本当に激近で、フツーに生声降ってくるし。
ラスト近くの、ケイレブがマクシミリアン邸に単身乗り込もうとして、仲間が集まってくるところ、何度目かの観劇なのに、ドキドキした。そして、仲間のいい空気感を文字通り「肌で感じて」ワクワクしました。
銀橋から花道に歩きながら、ワイワイ言い合ってるのも、間近で見てると、芝居って言うよりリアルな気がして楽しかったです。
で、ラストの銀橋でのコートで引き寄せてのキス
には、仰け反りました。
だって……真正面……


あ、正面ではなかったですが、マクシミリアンとアデルのちょっと乱暴なキスも、近すぎて「ひゃー」となりましたよ(笑)
意外に下手花道退場が何度かあったので、生声+足音が凄く聞こえて、なんというか……本当に、リアルに芝居してるんだという、今更感満載な感動を覚えました(笑)
ハリー作品は、本当のところ、この距離で観るのが正解かも知れない。
もちろん、大劇仕様の演出で書いていると思うし、2階の端の席からでも同じ感動を得られる様な演出をしているとは思うけど、ハリー的にも本当はこれ位の距離で見て欲しいって思ってんじゃないかと…。
二階席がどうとか言うのでなく、一階前方席の見え方が面白かったって事で。
本気でガクブルしたショーのお話は、また後ほど……。

もう、二度とないなと思いつつ……(笑)
十数年ぶりのSS席座りました(笑)


凄い!さすが前方席!
こないだより更に近くてセンター寄り(サブセン)なので。
緞帳上がった途端、舞台上の空気がバーッと流れてきて、ロスコ(舞台効果の煙)の香りがしました。
懐かしい!この香り大好きなんです(笑)もれなく袖での緊張感思い出すけど(笑)
マイクを通さない声(生声)や、マイクが拾っていない会話とか。床のリノリウムと靴の擦れる音とか、羽根みたいに軽やかに着地する時の音とか。
およそ後方席では聞こえない音が聞こえて。
奥の方の下級生ちゃんたちの、「なんか設定作ってやってんだろうな」な芝居とか。オペラで追っかけてないと、絶対拾えない一瞬の表情とか、上からでは見えない、ソフト帽の下の表情とか。お衣装や小道具の質感とか重みとか。転換中の大道具さん(今回は生徒も)の動きとか、暗転中のスムーズな出ハケとか。
オペラ無しなのにめっちゃ見えてくる。
後、床面が見えないから、盆が回ってるのとかセリ登場とかの準備(あらかじめ降りるとか)がわからないので、演出効果としてとても生きてた気がする。
や、私はそんなのが見える方が好きだからアレなんだけど。
……作品に集中出来たというか……楽しかった。
高価いだけあるよSS席。
もちろん、近すぎてダンスナンバーの後列の子たちが(前列のスターさんが被って)見えなかったり(笑)、格好いいフォーメーションが見えなかったりするんだけど(でも、正面からのもキレイ)。
「ケイレブ・ハント」は、ハリー(正塚晴彦先生)作品らしい、短いセリフのやり取りとリアルな芝居が魅力で。
そんなある意味日常を切り取ったストーリーで。
私は、本当にハリー作品が好きなので、今回のも「当たりや」と思ったんだけど。
地味さでいったら、星組の「ダンス・セレナータ」級かなと思うんだけど、しみじみいい作品だなと感じる。
所謂スルメ作品?
ハリー作品にしては登場人物多めかなとか思うんだけど(笑)
キャラそれぞれが生きてるなぁと思う。
主人公ケイレブ・ちぎ(早霧せいな)の探偵仲間のジム・だいもん(望海風斗)やカズノ・(彩風咲奈)、コートニー・きゃびぃ(早花まこ)、ダドリー・まなはる(真那春人)、トレバー・縣くん(縣千)はもちろん、敵方のマクシミリアン・れいこちゃん(月城かなと)も、それ以外の人たち……刑事のホレイショー・翔くん(彩凪翔)、ライアン・ひとこちゃん(永久輝せあ)や、ナイジェル・がおり(香綾しずる)も。
それも、ハリー作品にありがちな「必死で生きてる」って感じじゃなくて、楽しそうなのがいいなぁと。
や、必死で生きていると思うけど、前向きな感じがする。
何人か恋人いるしねー。
戦争(第二時世界大戦)が終わって、「これから楽しく生きやすくなるぞ」的な時代背景ってのも、要因かな?
あ、ナイジェルは、その戦争の記憶から抜け出しきれていない人だけど……でも、ちゃんと今を生きているのよね。
ま、それは置いておいて(笑)
宝塚の劇場は、2500人から入る大きなものだから、座る場所に寄って全然作品の印象が違うと思う。
ので、「この激近のお席から得られる印象」を演出家がどう意図したか……とかちょっと考えながら観てみる(笑)
ハリーは、「小劇場向き」とよく言われる位、登場人物少なめだし、照明暗めだし、演技細かいし……(笑)
後方席でも、私は楽しめるんだけど……前方席の集中しやすさったら……(笑)
舞台の端の端まで考えられた演出だわと、感激しましたよ。
なまじオペラ使えなかったから、本当に照明当たってない所の下級生ちゃん(の表情)も見えたし。
銀橋芝居は本当に激近で、フツーに生声降ってくるし。
ラスト近くの、ケイレブがマクシミリアン邸に単身乗り込もうとして、仲間が集まってくるところ、何度目かの観劇なのに、ドキドキした。そして、仲間のいい空気感を文字通り「肌で感じて」ワクワクしました。
銀橋から花道に歩きながら、ワイワイ言い合ってるのも、間近で見てると、芝居って言うよりリアルな気がして楽しかったです。
で、ラストの銀橋でのコートで引き寄せてのキス


だって……真正面……



あ、正面ではなかったですが、マクシミリアンとアデルのちょっと乱暴なキスも、近すぎて「ひゃー」となりましたよ(笑)
意外に下手花道退場が何度かあったので、生声+足音が凄く聞こえて、なんというか……本当に、リアルに芝居してるんだという、今更感満載な感動を覚えました(笑)
ハリー作品は、本当のところ、この距離で観るのが正解かも知れない。
もちろん、大劇仕様の演出で書いていると思うし、2階の端の席からでも同じ感動を得られる様な演出をしているとは思うけど、ハリー的にも本当はこれ位の距離で見て欲しいって思ってんじゃないかと…。
二階席がどうとか言うのでなく、一階前方席の見え方が面白かったって事で。
本気でガクブルしたショーのお話は、また後ほど……。