今日も雪組は雨でした…(笑)

雪組「るろうに剣心」千秋楽。
奇跡的に、今日のチケットを持ってはいたのですが、当日券に並ぶ友人に付き合って、夫の運転する車でムラに6時過ぎに入りました。

すでに60人位並んでました。
しばらく並んでいると、どんどん列が伸びて、電車でムラ入りしていたらチケット取れなかったかも…って位になり、結局140~150のチケットに対して250人位並んでいたそうです。
さよならショー、ありませんけど?的な感じですね(笑)

友人もなんとか希望通り立ち見のチケットをGetして、フルールで朝ご飯。

寒くて(雨で)冷たかったので、おうどんが殊の外美味しかったです(笑)



前置きが長くなりましたが。


誰もが初見の初日とはまた趣の違う緊張感と興奮に包まれて、幕が開きました。

今回退団のせしこ(大湖せしる)、きんぐ(蓮城まこと)、タジィ(央雅光希)、ほのりちゃん(妃桜ほのり)、じゅんくん(璃央じゅん)。
ちゃんと見届けなくちゃと、れいこちゃん(月城かなと)ばかりに気を取られない様に頑張って(笑)、オペラを上げて。

すみません、今回は時系列になってません。
思い付くまま書いています。
読みにくかったら、ごめんなさい。


雪の結晶きんぐの桂さんは、きっとモテるんだろうなぁな、爽やかな色男っ振りで(笑)
この僅かな場面で…それも恋しい妓(おんな)のとこに、身の危険を省みず行く(それも護衛付けて貰って)ってメインエピソードがある中(笑)、維新志士としての志の高さを表現するのはなかなかに難しかっただろうと思うけど、なんか本当に爽やかで、清潔感ってのかなぁ…。妓だけじゃなく男にも好かれる人だったんだろうなって感じがしました。

主だった役をやっているにも関わらず、道場門下生役のアルバイトしてるきんぐ(笑)
手ぬぐい頭に巻いて、にこやかに竹刀振ってる姿見て、「あぁ、なんて可愛い笑顔なんだろう」と思いました。
フェロモン・スターと言われてるきんぐですが、こんな男の子(?)な姿もいいなと、今更ながらに感じました。



ベルクールの時は、なんだろう。
日本人の中に数人だけ外国人てゆー、日本人なのに、ある意味難しいだろうなと思う役を、至って普通にやってたのが、きんぐらしいと。
ラストの「アデュー」と言って退場したときは、拍手が出ました。
わざわざこれを、言わせるイケコが憎らしい(笑)



雪の結晶桂さんに、朱音太夫の伝言を伝える禿ちゃん。
これが、ほのりちゃんだね。
禿らしい可愛い声で、退団同期となるきんぐとの場面。
イケコの、さり気ない花の持たせ方がたまらんです。



明治の女や赤べこ店員(観柳の妄想のとこも)、プチ・ガルニエの客の女など、アンサンブルとして頑張ってましたね。
ごめんなさい、見つけられたの禿ちゃんと赤べこ店員だけなんですけど。



雪の結晶タジィを見ていると、はまこさん(未来優希)思い出すのよねー。
警察官のお髭お似合いで。
2幕最後にも出てくる通し役ですよね。



パティシエ役の時に、本来のパティシエの仕事やってる時より、女の子エスコートしてる時のが生き生きしてる様に見えました(笑)というか、私的にコックコートでエスコートしてる姿に、何故か釘付けです(笑)



雪の結晶警官役のじゅんくん
セリフはないけど、制服が映える長身で。
もう少し成長見たかったな。



赤べこやプチガルニエの客の男とか、従僕でいくつかの場面で頑張ってましたね。

同じともちんファンとして、やっぱり退団は寂しいです。



雪の結晶で。
高荷恵のせしこ
しつこいけど、やっぱり綺麗で可愛い。なのにセクシーっつー、女子としてのスキル…ほめ言葉総動員出来る、こんな凄い女役さん…これから出てこねーだろうなぁ。
今日のせしこは、もう、神々しい位美しかったです。
初登場の場面で、盥の水(銀色のあれ)手から零した後の振りが、物凄い好きなんです。せしこの手に残った銀色のがパラッと舞うのが本当に綺麗で…。



そういえば、2幕の加納にパヴォの実の酒を呑まされた剣心を診察するとこ。
日増しに密着度が上がって薫煽ってるのが、面白くて(笑)
その後の、退場するとこの「行くわよ!」を聞く度に、せしこにドロンジョさまさせてーキャッ☆と、一人ジタバタしてました(笑)

安定の芝居で、「千秋楽だから」ってのはなかったんですけど、退場するとこはきんぐと同じく、拍手が出ました。

雪組は、娘役も充実してるからいつかは出ないと(退団しないと)とは思うんだけど、いざその段になると、本当にもったいない、寂しいですね。



雪の結晶楽日の特別な何か…って、もう、例のガトガトなくんだり(笑)が。
いつも通り爆笑でした。翔くん(彩凪翔)、味しめたよね(笑)
観柳・翔くんは、いつもの髭ダンス的な振りを少し変えて、胸の前でハート作りつつ、客席に投げキッスをしながら、加納・だいもん(望海風斗)にも勢いで投げキッスしてめっちゃ嫌がられてました(笑)



で、奈落に落ちる加納の一言は、「あり…ガトー!!」でした(笑)


雪の結晶セバスチャン・がおり(香綾しずる)の「ムッシュ観柳、トレ、トレ、お金持ち!」のとこの投げキッスは、いつもより遠い所でキャッチして、セバスチャンの方に投げ捨てて、それをパシッと取り返すセバスチャン(笑)に、なってました。


雪の結晶中日(なかび)過ぎかなぁから気になっていた、剣心が、加納戦で体に当てられた鞘を、下手袖に滑り込ませるとこ。
10日に観たときは、まだ階段にぶち当たって弥彦が処理していたんだけど、楽日は、上手く袖に滑って行きました。
あんまり何度も階段に当たっていたので、イケコお得意の「演出の変更」かなと思った位なのだけど、そうじゃなくてよかった(笑)


雪の結晶これも、途中から気になっていた、七場の剣心のセリフ「薫殿のいってることは、一度も手を汚したことのない者が言う、甘っちょろい戯言でござるよ。」の、甘っちょろいを、なんていうのか、バカにした感じで言う風に変わってしまって。
それが、なんとなく剣心らしくないと感じて嫌で。
楽前に観たとき、(8日か10日)さらっと言う風になってたので、「戻したんだー。」と安心していたのだけど。
楽はまた、戻ってました↓↓

ちぎの剣心は、完璧なんだけどやっぱりちょっと三の線が強い気がする。
もう少し、2枚目なとこ欲しかったなぁ。


雪の結晶あ、奥の間ではりつけにされてる薫の身体を触る加納の手が…回を追う毎にやらしくなってる気がするのは…私だけかしら?(笑)


雪の結晶そう、その後で出てくる剣心の影の、ひとこちゃん(永久輝せあ)がせり上がりながら剣を抜くとこ、初日から一週間位、切っ先を鞘に引っ掛けてしまって、スムーズに抜けてなかったので、セリが狭くて上手く出来ないのかなと思ったんだけど、上手く抜ける様になりましたね。
剣心が捨てた刀を、スライディングして取る所も、毎日間合いが変わるなか、凄いきれいに掴んで惚れ惚れする程高速で鞘に収めて。本当に凄い。
楽日にはなんの心配もせずでした。
てか、最早ひとこちゃんの殺陣のとりこです(笑)


雪の結晶そういえば、ゆうみちゃん(咲妃みゆ)の喉の調子。
かなり深刻だなぁ。
結構初めの頃からかすれ初めて、いつくらいからだったかな、全然出なくなっていたソロ曲の高音が、低音に変更されて。
それでもまだセリフとかはなんとかなっていたのだけど、楽前にはセリフもかすれて可哀想な位で。
この日も本当に辛そうで。なのに全力に歌うゆうみちゃん。
さすがやな、さすがのトップ娘役
でも、心配です。
東京では、治ってますように。

雪の結晶今回のは、これといってアドリブを入れられる箇所が少なかったので、大きく変わった所は無かったのだけど。
初日から何度となく観て「芝居って生物だな」と思って、
なにがあっても「いつもの通り」を精いっぱいやる事の大切さを知り、
それでも成長する意気込みを感じました。


雪の結晶フィナーレは。
ブートニアが…。
ロケットで出てたじゅんくんと、フィナーレの男で出てたきんぐは、きれいなお花付けてたけど、娘役ちゃんたちはなにも付けてなかった。
あー!タジィ!未確認だわ!
そーちゃんのサヨナラの時、みんな示し合わせた様に(や、そうだと思いますが)お花付いてなかったなぁって、思い出す。
千秋楽であったとしても、初めて観る人には普通の公演。辞める自分たちは最後だけど、他の子たちは明日からまた、次がある。
だから、特別にしたくない。みたいな。
そんな心意気があったなぁ。

ま、良し悪しだけどさ。

パレードでも、役のお衣装だから(?)お花付けてなかったので、ちょっと寂しかったわ(笑)



雪の結晶幕が一旦降りてみとさん(梨花ますみ)が退団者のメッセージ代読。

ここって、スカステではまるっとカットされますねー。
楽日の舞台を(観る側演じる側どちらにせよ)この時間を共有したものだけが知って、卒業生の歩みに思いをはせるって感じなんでしょうかね。


雪の結晶ご挨拶は、下級生順に。
最初だったじゅんくん。
研3は、まだ大階段降りて来られないから、上手袖から。
寂しいわ。やっぱりこれ。
大階段降りられない(降ろさせてもらえない)学年で辞めちゃうなんて。せっかく努力して宝塚受かって、厳しい音校卒業して、最下終えてこれからって時に…。
本人が決めた事とはいえ、寂しいな。


ほのりちゃんは、95期なのよね。
お花はにわにわと、あいみちゃんから。
ピンクでふりふりで、すんごい可愛かった。


タジィのお花渡しで事件は起こった(笑)
組からはひめ(舞咲りん)が、同期からはりーしゃ(透真かずき)が出たんだけど。
りーしゃ…。
タジィの同期の「透真かずき」としてでなく、「御庭番衆の癋見」として出て来たかのような「スササササッ」って走り方に客席がざわつき、笑いが起こりました(笑)
「あれ、りーしゃ?」ってウケてる声も聞こえて来ました。
なかなかないよ、この場面で笑いが起こるの。
受け取ったタジィも笑ってて(笑)

なんか、雪組らしいなぁと。
や、涙ばっかりじゃなくて、笑顔がいっぱいなのがね。

花盾、ブルーでスワロがキラキラしてて、格好いいなぁと思いました。


きんぐは、花盾でなく抱えるタイプのお花。
組からはだいもん、同期からはあゆみちゃん(沙月愛奈)で、共に同期からっつー粋な計らい。

ご挨拶できんぐは、愛おしそうに、二階の一番上の端っこの席を見つめ、宝塚に憧れて努力して今ここまで来た、その道を思い出し噛みしめる様に話す姿に感動しました。
そして、感謝の言葉「あなたがいたから、あなたがいたから、蓮城まことは幸せになれました。」と、生徒を見て、客席を見渡して、心から幸せそうにいうきんぐ。
私のお隣の方はきんぐのファンなのか、もう、大泣きで。
もらい泣きしてしまいました。

はぁ。でも、「皆さんのおかげで」とかいう言葉を使う人は多いけど、「あなたが」って言われたら、ものすごく重い(いい意味で)なぁ。
その上、ファン(特に会の人だろう)を「みんな」といって…。
他人行儀じゃなく、そんな風に愛と親しみを込めて呼びかけられたら、泣くでしょう!
特にファンじゃなくても、きんぐのその愛の深さに泣きましたもの。

声こそかけませんでしたか、お隣の方に「素敵な方のファンで良かったですね。」と言いたかったです。


せしこは、満面の笑みで大階段降りてきて、そりゃもう、幸せそうで可愛くて…本当に元男役ですか?って疑う程でした。
髪に挿してる花も、花盾もこの時期だけの桜。
また、似合ってる!
前に桜の花盾見たことあるけど、花木だしなかなか難しい花材と聞いた事あるから、拘り中の拘りの逸品なんだろうなと。

せしこは、見た目と違ってゆったりと話す人なのよねー。
ご挨拶も、そのせしこらしいゆったりと暖かい。涙はなし、ずっと笑顔で。

結びの言葉が、感謝でなく祈りってのも、せしこらしいなぁと、思った。



満員御礼を出しまくり好評の内に(ムラの)幕を下ろせる安堵が見えるちぎのご挨拶で。

プレッシャーとインフルエンザと…色んなものと戦いながらの1ヶ月強だったんだなと。
察するに余りあるその気苦労と、身体的な負担。
あんな細い身体のどこにそんなパワーがあるんだろうと、本気で思うけど。
ちぎがドンと立ってくれてるから、みんな己の力を余すことなく出せるんだろうなぁと。

本当に、今回程ちぎの凄さを感じた事はなかったわ(や、ずっと凄いんだけど、今のところ最大値かな)。


退団者の一言挨拶を経て(ちぎが意外に?フリートークがポンコツなとこ見られたりしましたが)、今回は焦らすことなく(笑)絆、絆をやってくれました(笑)

退団者も花盾を両手に分けて持って、楽しそうで。きんぐも、結構大変そうなのに分けて参加(笑)
今後、二分割出来るヤツばかりになりそう。

散々笑ったり大向こうかけたりと、発声練習が出来ていたせいか(笑)とてもおっきい声で、唱和出来ました(笑)
大満足でした嬉しいw




「forever TAKARAZUKA」を歌いながら身体を揺らしているみんな。
蒼紫さま・れいこちゃん(月城かなと)があの姿で、下級生らしく揺れている姿に突っ伏して笑ってしまいました。
たまらん位可愛い!泣





はぁ。
これから雪組ロるろ剣ロス蒼紫さまロスに耐えねばならぬのかと、ガクブルしてます。


久しぶり(?)に出待ちしましたので、次回に続きます。
いつまで引っ張んの?私(笑)