そういえば、私、こういう自分本意なキャラクター嫌いやったんやわ。
どーも感情移入出来なくて、観ながら「どうしよう」って思ったのよね。
マノンもだけど、シャルルも。
ま。でも、そのままじゃなくてちょっといじってる(オリジナルにしてる?)から、後半のマノンは、可哀想だったなと、思ったけど。
あ、R指定かもとかってシーンは、思ったよりどぎつくなくて、安心しました。
これだったら、以前星組でやったショー「BOLERO」とか宙組の「薔薇に降る雨」のがよっぽど・・・
逆に、脇のキャラが勿体ない使われ方してるな…というか、「え?こんだけ?」ってのを感じた。かちゃとか、たまきちとか、くらげとか、あーさとか。
なんか、浅いなぁと思わずにはいられなかったわ。
独立運動とかの設定は、面白いと感じたので、そこがもう少し盛り上がったらなって思ったり。
まさおのシャルルは、もう、マノンしか見てないから、いきなりあーゆーこと(マノン含めた囚人逃すために、銃を奪って、結果革命派に手助けするとか)やっても、許されるというか、「マノンしか見てないからな」って(笑)
観る前は、みやるりがなんともセリフもない「影」の役だと聞いていたので、どうかなと心配していたんだけど、なんか・・・よかった。
正しく「影」でしたね。
某作品の「裏表」みたいに、余計なこと言わないし(笑)
色々よかったんだけど、もう、ラストの船に後ろ向きで乗っているその姿が、たまらなく良かった!
今まで、みやるりっい、男役としては華奢だし小柄だから、しみじみ思ったことなかったんだけど、その後ろ姿が、本当に男らしくてね、格好よかったんですわ。で、「あれ、だれ?下級生にしては、男前すぎる」って思って観ていたら、立ち上がってセリフ言ったの聞いて気付いた次第で。
やー、よかったー。
良かったと言えば、音楽と、セット!
ホンマに良かった。(最近、セットの話ばっかりしてるわ、私)
すごくアジアンテイストで、もう。
特にセット!!好きやわー。竹を使ってるのって、ホントにアジアンだよね。
ベトナムとか行ったことないけど(笑)
ラストの布を使ったのも、本当にステキ。私、布使った演出、本当に好きなのよ(笑)
室内のテイストも、ちゃんと植民地時代のアジアって感じで。日本で言ったら、和洋折衷ってやつ?
後、紅虎のお店は、一寸中華な香りがちゃんとして。
あれで、ホントに麻雀の牌がいっこずつ動かせたら完璧だったのになぁとか、無茶なこと思った。
私は、賭け事本当に嫌いなので、あんなものに手を出すシャルルって、この段階でアウトやなって思ったのは、別の話(笑)
私が多分月組で一番注目しているとーかちんは、ほんと色っぽい、でも、男前な革命家で。
設定年齢、一体いくつなんだ?って感じで、たまきち演じるクォンに口説かれているの。
ほぉぉぉぉぉ。いや、絶対おねーさまだけど、そりゃ、口説きたくなるだろうねぇ。いい女だもの。
私の好みで言わせてもらえれば、マノンよりチャンのが全然いい女なんだけどなぁ。
後、マギー。
専科に上がって初出演が古巣の月組って、最近の専科様のパターンですけど。やっぱり、この方いらっしゃらないとなーって気になる。
前回のペイロールとけっこう被るお役だったけど、こういうお役って、締めてくれる上級生でなきゃねーって思うから、重要ですよ。・・・何故に専科に・・・って感じです。
それにしても、こないだ「コルドバ」観て、今回「マノン」って、精神的にダメージ強いわ。
「銀二貫」観られて良かったよ。
これってさぁ、演目選定失敗だと思うぞ。
制作サイドのお偉方様。
明るいの、いっぱつ、お願いしますわ。

下ろし髪のちゃぴ、キレイねー。

ファンにはたまんない、サービスショット?!(笑)
しみじみ、まさおって、フェアリー系だと感じますわ。