楽しみにしていたセラミュ、観てきましたーきゃー

だいぶ辛口です。

ごめんなさい。でも、書かずにはいられなかったの。



それなのに、ケータイを携帯し忘れて苦笑
これは、一緒に行った、セラムンジャスト世代の娘に撮ってもらいました。



今回のは、元ジェン沢山出てて、実はそれが目当てだったんですけど。

タキシード仮面さまのタニオカさん(大和悠河)、みちるさんの姫花(藤岡沙也香)、土萌教授の香音くん(香音有希)、カオリナイトの扇めぐむ(扇けい)、そしてはるかさんのしゅうくん(汐月しゅう)
泣
ハート②
しゅうくんの男役を・・・や、男じゃないけど・・・男装を(笑)また観られる日が来るだなんて。

それも、こんなオタジェンヌのしゅうくんにぴったりの作品で(爆)


見た印象として、キャストはみんな素晴らしくて。

可愛いし、上手だし。
セラムン世代の子たちが、役にも作品にも愛を持って演じていると感じました。

セーラー戦士も、敵キャラも。

あ、もちろんまもちゃんも。


ただ、ブリーゼの二階席で観ていたのですけど、演出がどうもイケなかったと思いました。

帰ってきてから調べたら、脚本演出の先生、キャリアもあって、この作品に精通している感じだったんですけど。

正直、「舞台演劇畑の人じゃないんじゃない?」と、半ば怒りを感じながら思ったほどでした。


空間と、人の使い方が・・・。

セットも、なんか、ライブ会場のような感じで、どの場面にも対応出来るって感じにしているのだろうけど、最早「どこでもない」って印象だし、高さは出してるけど、ただの階段だから、そこで何が出来るわけでなし(立ち止まっての芝居はあったけど)。


出だしで、はるかさんが、「ラストコンサート」的なことをする場面があったんですけど、舞台上は、その舞台裏でみちるさんの独白に被せて、声が聞こえている…なんですけど、何故かプロモーション映像みたいなのが流れてですね。

セットの壁に映るんですけど、ナルステみたいに広い壁ではなく、細切れ的になっているので、よくわからなかったんです。ま、なんの映像かはもちろんわかりましたけど、「何がしたいのかが」わからなかったです。

・・・しゅうくん。ステキに踊りうたっていたけど、無駄にアップとか、無駄にフェロモンダダ漏れとか・・・いきなりで恥ずかしかったです(笑)そして、忘れていたけどお歌がアレなんで・・・。


殺陣で、敵がやられて退場するときの、ドライアイス噴射する機械もライブ(コンサート)感増してたし、芝居としてその退場は、むっちゃシラけて・・・。

役者の熱演がこっぱずかしくなるくらいでしたよー。

ナルステのアンサンブルで素晴らしい身体能力魅せていた知念ちゃんが、キャストで出ていたのだけど、相手が動けないから(や、がんばってましたけどね、所詮は普通の女の子)、とんでもなく残念な使われ方をしていて・・・。


宝塚でもよく使う、パネル上下から出して場転する演出も、なんか、ホントに異物感で。セットに合ってないっていうか…。「板、出ましたー」って感じで。


後、ほたるちゃん役の子が、ピアノ弾く場面が何度かあるのだけど。

上手側から観ていたら、もう、マジで弾いているとしか思えなかった(てか、マジでやっていたよね。てか、あれでマイムだったら、やりすぎだよ)んだけど、ピアノが大道具でした汗

もう、合板をペンキで塗っただけのちゃちな作りで、鍵盤のとこに電子ピアノ仕込んでるのかなって感じで。

ホントに弾かせるなら、本物使えよって思ったんだけど、ピアノが乗っているセットが、可動式だったのできっと重量的にNGだったのかなって。

なら、合板の上に、プラバンでも貼ってつや出してよって思った。

ペダルも、下に伸びる棒があるだけで、ペダル自体がないのでもちろん踏めないし、なのに響いてるし(涙)

一曲まるっと役者に伴奏させてるのにはマジびびった。

途中、ピアニストが影武者してるのかと思ったんだけど、そのまま芝居に入って、ほんとびっくりした。んで、それがマイムだとしたら、ホントにびっくりだよってレベルで。

んで、この場面長すぎて・・・フルキャストのコーラスだったのに、途中で飽きた。



前後しますけど、お茶飲む場面と食事の場面があったんですけど、お茶は完全マイム(コップすらなし)なのに、食事場面は食器出してるだけでなくリアルにラーメンすすっていて。

統一しなさいよ・・・。とのけぞるばかりで。

マイムは、敵方の子達だったんですけど、「わ、やりにくそう」と、同情しました。


二幕では、舞台奥の入り口前にでーんっと階段設置して、役者が階段避けて出はけしている姿にあごが落ちた。

役で舞台に出られてない・・・。

きっと「じゃまやなぁ」とか思っていそうな出はけの姿で。

特に、香音くん。ほたるちゃんをお姫様だっこして、そこ抜けて退場するとこあったんだけど、あぶなっかしかった。

二階席から見た感じだと、半間くらいしかなかったもの。一寸斜めに入ったよね。

それも、いきなり出てきて抱いてはけてて。もう「次の段取りのために退場させました」感満載で、びっくり通り越して、あきれ果てた。


はっ、そういえば、トップスターさまのタニオカさんやワイルドしゅうくんを差し置いて、香音くんが二回も姫様だっこする場面があるだなんてっ!相手は我が子だったけどね苦笑


てか、せっかくのまもちゃん、はるかさんなのに・・・「お姫様だっこ」なんて萌えポイント土萌教授に譲るだなんて・・・演出家、わかってねーな怒と、思うわけです。

あ、2人の萌え演技はありました。鼻血ものでした。

てか、しゅうくん×姫花は、ヅカでなれてるから大丈夫だろうけど、うさぎ相手にタニオカさんやしゅうくんがあんなことやったら、「ほれてまうやろー」にならないのかしらって思いました(笑)


で、ラストの戦いの場面は、もう観ている人の想像力任せで、もっと照明くらい使いなよって言いたくなるほどで。

せっかくの役者の演技が残念なことになっていたよ。

ミストレス9とセーラー戦士の戦いの間、的のアンサンブルさんとカオリナイトが下手階段上に押し込められているのだけど、「なんでいるの?」って感じで。

薄く照明当たってるんだけど、芝居も出来ない狭さと、立ち位置で、ほんと、可哀想だった。

下級生時代でもこんなのなかったんじゃないかな、扇さん。

話が動いている真ん中以外のところの処理が、なっていないって思いました。

・・・舞台の演出家さんなのに、テレビかアニメの脚本・演出だなと思ったくらい。


後、細かいんだけど、まもちゃんがうさぎとちびうさ抱きしめるとこの立ち位置とか、まもちゃんの存在意義とか、無駄にフォーメーション多用する芝居とか、床の白い三角とか、二階席無視した客席下り(芝居付き)とか。

なんか色々違うぞってところが多すぎで、久しぶりにため息ものの観劇タイムでした。


ほんと、しつこいですけど、役者はよかった。

元ジェン目当てで来ましたけど、若い子達が一生懸命がんばっている姿には、感動したし。

何故か、歌唱力弱めの元ジェンが多かった中(涙)、やたら歌うまの子達にびっくりしたし。

唯一歌うま、扇さんは、ちらちら男前に戻っている様に見えて、素晴らしかった。でも、すっから美しいおねーさまになりましたな。土萌教授の香音くんがいっこ下さんなんて、一寸楽しい(笑)


最近こんな傾向なのかもだけど、声優さんにとても似た声の子を使っていて、オールドファンとしても、嬉しかった。

あ、でも、この子達(5人)今回で卒業だそうですね。


ああ、カテコが一寸ショーっぽかったんですけど、可愛い女の子に混じって可愛い振りを踊るしゅうくんに、オペラを外すことが出来ませんでした。こっぱずかしいっ!そして、たくましい上腕二頭筋と恥じらいなくヒラっとさせるスカートにどきどきしました(爆)


安定のキッザキザ、タニオカさんも堪能できて、ほんと面白かった。


あ、ナルステでも思ったんですけど、拍手が少ないっ!

登場とか退場とか、歌い終わりとか。拍手してあげてよって。がんばってるのに。

タニオカさんとこだけ、やたら拍手入ってました(爆)素晴らしい、素晴らしいです、大和会さん。


結論。

しゅうくんが次も出たら観る。

出なかったら絶対観ない。そんな作品でした。
でも、しっかりグッズ買っちゃいました。後ろの右がプログラム、左がショッピングバッグ。
 


今ふっと思ったんだけども、姫花って芸名を本名にしたとこなのね。

前のままだったら、うさぎちゃんとややこしいね。「みちる役の月野さん」って(笑)



お衣装も、カツラも、とてもよく出来ていて、初期のセラミュからずいぶん進化したな、と思いました。

しゅうくん、制服姿が安定の男前でステキでした(笑)



この姿見たおかげで、ブログにアップされていた、ともちんのスカート姿のショックが和らぎましたよ(爆)