・・・毎年タイトルがビミョーに違ってますが、まぁ、似た様な感じですので、突っ込まないで下さいね。



今年は、ヅカファンとして、このタイミングでこの世にてか、日本に・・・や、関西に住んで居られたことがとても誇らしく感じる程に記念すべき一年でした。

が、実は何一つ恩恵にあずかっておりませんで。

ので、そちら方面は、若干低温な感じです(笑)




10位 宝塚歌劇団100周年・・・非ファンの方々の認知度

イベントもありました。記念切手が出たり、大きな賞頂いたり、未だかつて無いほどに、地上波で宝塚のスターやニュースを見ました。

ぶっちゃけ、2年くらい前からでしたっけ?「プレプレセンティニアル」とか言って、劇団があおりまくっていたおかげで、「やっと、100周年か」と、待ちくたびれた感も無かったことはなかったんですけどね(笑)


お祝いのイベントのチケ争奪戦には、ことごとく敗退しましたし。


OGも大活躍でしたね。

舞台にテレビにと、100周年を一緒にお祝いして盛り上げていたなぁと思いました。


劇団創立100年を越えて、これからは今まで以上に、ブランド力が付くことでしょう。

と、同時に生徒に様々な注目が集まるでしょう。

宝塚の中にいれば、大体守ってくれます。もちろん、本人達も最新の注意を払い、「清く正しく美しく」を遵守して、自ら「宝塚の生徒」の名を貶めることはしません。

宝塚をよく知っている、関西の新聞社やテレビ局は、憶測でものを言ったり、パパラッチまがいなことはしないでしょう。

でも、これからもそれがないとは限らないと思うのです。


とあるOGさんが、音校時代の事に尾ひれを付けて話した内容。

宝塚に興味の無い知人たちから、「本当は宝塚ってこんな(実はえげつない)のね」と、言われました。
OGさんが話したことについても、呆れるばかりで、正直早いうちにテレビに出なくなってくれて、ほっとしています。

それ以上に、そのOGさんがいろいろな番組に、引っ張りだこだったという事実をして、「ヒトは、こういうゴシップが好きなんだ」「ヒトは、綺麗な物ほど落としめたいと、潜在的に思っている」・・・と感じたことが恐ろしくてたまりませんでした。


現役生のテレビ出演は、楽しいし、いいんですけど、番組や共演者をキチンと選んであげて欲しいと思います。

宝塚を知らない方にとって、はじめて見るものかも知れないのです。イメージが悪い方に付くのは困りものです。

また、生徒達も忙しい合間に出た番組で、色ものあつかいされるのは辛いと思います。


非ファンの認知度が上がるとはいえ、宝塚の品位が落ちたらなんの意味もなくなると思うのです。



9位 大運動会

・・・劇団は、ヅカファンをなめているとしか思えないのです。

なんで、近くに3万6千強入る「京セラドーム」があるのに、アリーナ使わなかったら1万そこそこしか入らない城ホールを使うんだって。

てか、友会の会員なのに、入れないって・・・おかしくないです?ファンイベント違うの?


友会入ってる人間があぶれて、ファンでない人がチケットを買って転売して。

どう考えてもおかしい。

こういう事態は予測できたはずだし、それに対してなんの対策も打っていない劇団にものすごく不信感を覚えてしまった。


生徒のがんばりがよくて、見たかっただけに・・・。

ああ・・・劇団は、DVDを売るために、絶対収容しきれない、小さいキャパのホールを使ったんだね。

・・・「わかったわ。あなたは、私を見殺しにするのね。@エリザ」だわよ。



8位 トップ・オブ・トップと、言わしめた柚希礼音の実力と人気

ファンの共通認識として、「トップ・オブ・トップ」と冠されるのは、専科の轟悠である。

のにもかかわらず、ちえは、今年その名をほしいままにした。・・・といっても過言では無いと思う。

100周年幕開けの、超大作、劇団の本気の力の入れ具合を感じた、「眠れない男」で、堂々と主演を勤め上げ、成功に導き、まだ劇団としては、二回目のコヤ「オーブ」公演も好評を博し、テレビなどに出演しながら、「星組ここにあり」と言わんばかりに公演、大運動会をこなし、その上優勝まで勝ち取り、宝塚史上二人目の「武道館ライブ」を大成功させた。

そして、次回の公演で退団を発表し、友会先行のチケットが、高値で取引されている。


ちえは、ほんとうにすごい。

ずっと星組が好きだったので、生え抜きトップのちえには感慨ひとしおで。

とーこちゃんから代替わりするとき、不安いっぱいな顔をして泣いていたのが、本当にうそのようである。

彼女は、死ぬほど努力した。

その姿を見ていた組子も、死ぬほど努力した。

ねねちゃんだって、多分泣きながら食らいついていった。

星組は、熱っ苦しいほどに体育会系だ。

それはけっこう以前からのことなんだけど、わたるが拡大してちえが定着させた感じがする。

他組に比べてもキツいと思う。

でも、皆で前を向いて、誰も脱落しない様にしっかり手をつないで、全力で走ってる。

そんな組になったと思う。

そして、当時最下のトップだったちえちゃんは、押しも押されもせぬ堂々とした、100年目にふさわしい、歴史に名を残すトップスターになったのだ。


退団は惜しいけど、本当によくがんばってくれたと、こころからお礼が言いたい。

がっつりとファンって訳じゃないけど、ちえが星組でほんとうに良かったと思ってる。

最後まで、ちえらしく、がんばって欲しいと思います。



7位 100周年のチケ難にみる、祭りっぷり

今年は、ほぼほぼチケ難の公演が続きましたね。

劇団はウハウハものでしょう。転売目的でチケを買った人たちも、がっつり儲けたことでしょう。

や・・・いいんですけどね。チケット売れるのは。

震災の頃の、舞台から真っ赤っかに見えるであろう客席に、所在なく座っていたこと考えたら、生徒のモチベーションも上がるし、もしかしたらギャラもあがったかもしれないから。

でもねー。

団体入れすぎ。

土日の4公演の半分が貸しきりとかおかしいし。

平日なんとかなる人ばかりじゃないのよ。お勤めしている人や学生は、土日しかダメなのよ。

ただでさえ、少ない土日に、そんなに入れられたら、「観るな」っていわれてるも同じじゃん。

一見さんにはサービス良くて、ファンになったらどーでもいいんですかって気分になるよ。

そして、エリザの時の、当日券求めて並ぶ人たちに対する劇団の対応がよろしくなかったと聞きました。

徹夜してでもチケ取って、観たいって気持ち、わかります。

今に始まったことじゃないやん。

絶対劇団にはそういうときのノウハウあると思うのよ。

それをやらないって、どういうこと?張り紙一枚出して「警察から指導されてますので、徹夜で並ばないで下さい」って、それだけなの?

そうまでして・・・観たいって思ってくれる客をなんだと思ってんだろう・・・。

前売りで、チケット売れてしまったら、どーでもいいってことなのかしら。



6位 イケコ祭り、植爺祭り

や、それだけじゃないですけど。今年も多かったですね、イケコ作品と植爺作品。

イケコは好きなんで、アレですけど、今回は食指動きませんでした。あ、でも、別の作品やってくれたら、喜んで行くと思います。イケコ好きだから(笑)

植爺のは・・・本当に本気で止めてくださいって思いました。

やり過ぎです。風共なんて、去年の宙から来年の月まで何回やんねんって思います。

役者が一生懸命やっているのが痛々しい作品なんて・・・(すいません、自主規制)

「何とかの一つ覚え」って、こういうこと言うのよって感じですね。



5位 「恐ろしい子」たちの集団95期

95期は、ミラクルなほどに当たり年だ。

十期上の85期も、たいがいすごいけど、この期は恐ろしいまでにすごい。

私、なぜか音校文化祭の時、バウ前で売っていたプログラムを買ったんですよ。

観てないのに。音校のプログラムなんて、観た76期しか買ったことないのに。


なにか予感でもしていたのかしら(笑)


それはともかく、そんなこんなで色々注目していたのですけど。

ぶっちゃけ、わざわざ「注目」しなくても、この期の話題には事欠かなかった訳で。

その95期生たちが、新公で主演をする期に成長してきた。

花の柚カレー、月のあーさ、雪の月城くん、星のまこっちゃん、宙のずんちゃん。

残念ながら、タカニュの映像でしか観ていないのですけど。堂々とした姿に、舌を巻きましたよ。

彼女たちが後5~6年もしたら、組の真ん中に立つだろう。もうもう、楽しみで仕方ない。

すでに娘役トップとして重要な戦力になっているちゃぴ、みりおん。次期トップ娘役に決定した風ちゃん。

若手スターとして、組で頭角を現しているマイティー、あんりちゃん、実羚くん、うららちゃん。

その子達を支えて行くであろう、同期たち。

100年から先の宝塚を、明るく支えていく期だと・・・確信できた一年だったと思います。



4位 「伯爵令嬢」舞台化

100周年のこのタイミングで、このドテッパンな、べたべたな少女マンガを舞台化するってのに、驚きを禁じえませんでした。

でも、それはうれしい驚きです。

その、べたべたのラブロマンスをこのタイミングでやってくれるってことが。

宝塚は、100年の間に様々な恋模様を題材にお芝居を作っていったと思うんですけど。

で、最近は、女性が強くなったからか、男女が対等に駆け引きするような、そんなのが多い気がして。

や、どっちかというと、オーシャンズとか、スカピンとか、そんな自立したヒロインも大好きなんだけど。

観ていてムズムズしてしまうような、こっちが恥ずかしいわっ!てなるようなものを、宝塚だからこその、べたべたの・・・でも、夢ゆめしい(ここ、重要)作品をちゃんと踏襲ってか、やってくれるのがうれしかった。

そして、そんな王道作品にも(や、だからこそ、か)、流行を取り入れて「壁ドン」あったのがね(笑)
ああ、何で関西でやってくんなかったのか・・・。客席で恥ずかしさにジタバタしたかったです(爆)



3位 
そーちゃん退団
ま、ある意味予想はしていたのですけどね。今年の雪組公演が二本あったら、もう一本がんばってくれたのかなとかも思うけど、就任したときに「3本で」と決めていたらしいから、そうなったんだな。と。
100周年の時点でいたトップさんの中では、一番任期が短かったですけど、そう感じさせないほどの濃厚な期間だったと思います。
作品にも恵まれたしね。
本当によかった。全部観られてよかった。
私、よくよく考えたら、トップさん(現役中)にマジはまるってことがなかったので、ライブビューイングに行ったの、初めてです。
ま、「マジはまり」かっていったら、一寸違うと思うんだけど、その時のMax回観に行こうと思って、実際Max回行きました。
あんなに、泣かずに大笑いして卒業生を見送ったの、初めてです。
そーちゃんらしい、潔い、楽しいラストディでした。
こーゆートップさんって、暫く出ないだろうなぁ。
惜しいけど、悲しくないのがいいね。
楽しい思い出があるから。



2位 
べに休演
びっくりした。
べにって、体調管理とか意外とちゃんとやってるってイメージあったから。
体壊すとか、逆にものすごく心配した。
ちえの退団発表を受けて、次期トップとして覚悟も仕事も大変だったんだろうなと。
お稽古中に受診即入院なんて、不安だったろうなと。
全ツでは、「もう大丈夫です」って言っていたけど、念には念を・・・って事なのか、タカスペも休演して。
次の公演には、すっかり元気になってちえをしっかり支えて送り出してくれる事と思います。
本当に・・・がんばってほしいと思います。
そして、劇団には、もっと生徒の事考えろ!!と、声を大にして言いたい!



1位 
松風特出
たぶん、劇団史上初だと思うんだけど・・・。男優が、一公演まるっと出ていたの。
や、男優ってぇと一寸違う感じもするけどね(笑)
昔、虞美人では本物の馬を使ったそうだけど。あれって、出てきてい並ぶ位で、馬が芝居をした訳じゃない。
けど、「前田慶次」において、松風の演技は必要不可欠だから。
・・・英断だっと思うわ。タクジー・・・。
松風に跨がって駆けるそーちゃん観て、感動したもの。
初日はびっくりしたけど(笑)
裏は色々大変だったと思うけど、また出てくれないかな、松風(笑)



・・・書き上げて、なんとまぁ、辛口というか、不満ばっかりのベストテンなんでしょうとびっくりした。
一寸、限定記事にした方がいいかなとも思ったんですけど・・・。
100周年に、こういう思いをしているファンもいるのよと・・・そういうことで、アップしました。
色々ご意見もございましょうが、私個人の意見ということで、読み流して頂けたらと思います。



明日はもう2015年。

宝塚歌劇にとって、生徒にとって、ファンにとって、良い一年になりますように。