一応、全部あらすじ書いたんですが、何故かちゅーとハンパなところで消えてしまいまして。
半泣きになりながら、記憶をたどって書き直しをします(涙)


ええと…。

とも兄さまを、ノリさまが殺そうとするところでしたね。

銀ちゃんが、ノリさまからとも兄さまを助けようと力を使う。
ノリさまは、菊ちゃんにあろうことか「銀を殺れ!」と命じるの。
ビックリする菊ちゃん。
いくらノリさまの命令でもなんで?ってなっちゃうよ。
そこに、ノリさま、止めの一言。「菊、助けて」
雄叫びを上げながら、銀ちゃんに襲いかかる菊ちゃん。
刺された銀ちゃんは、「菊、痛いよ」と言って海に沈んでいく。

菊ちゃん、混乱して、悲しくてうちひしがれている。なのに、ノリさまは、「助かったよ」って、銀ちゃんを殺めてショックを受けてる菊ちゃんに、慰めもないの。

ここはさすがに菊ちゃんに同情した。
ごめんね、ノリさま、本心じゃないのよ、操られてるのよ~って(笑)


銀ちゃんの力がなくなったら、もう止める人はいない。
大好きなとも兄さまを刺し貫いて、爽やかな顔をするノリさま。
正気に返ったら、ショック受けるだろうに…可哀想。

一方、義経チームは、菊ちゃんに刺されて海に落ちた銀ちゃんを見つけて、平家にただならぬ事が起こっていると知り、船で後を追う。

やっと追い付いた先には、菊ちゃんが立ちふさがっていた。

菊ちゃんは、ノリさまがああなったのも、皆が死んでしまったのも全部義経が現れたせいだと思っていて。
義経と一緒にいる伝内さんを「裏切り者」と言い切る。
義経に「お前が現れるまで、俺たちは幸せだった」と。
辛い…。
菊ちゃんは、悲しんでいる。
辛くて辛くて…でも、大好きなノリさまを守れるのは自分だけだと、がんばってるの。

もう、どうしょうもない。
ノリさまの所へ向かう義経を行かせて、弁慶さんたちは、菊ちゃんと最後の死闘を繰り広げる。

もう…。
男どもの殺陣のすごいこと!
飛んだり転がったり落ちたりがハンパなく、本域!
菊ちゃんが芯で、すばしっこく動いて、メンバーがそれぞれ個性的に絡んでいく。
格好いいわぁ。

自分の力を解放して、只のもののけになった菊ちゃんには、刃物が使えない。
伝内さんは、一計を講じ、菊ちゃんの隙を付いて羽交い締めにする。
力を奪っておいて、忠信に「俺ごと刺せ!」と叫ぶ。
動揺する忠信。

初日は、「今しかない。やってくれ。腕が持たない」と、理性的に説得してたんだけど、次に見たときは「お前はこんなことも出来ないのか。お前たち兄弟も大したことないな、きっと兄貴も大したことなく、命乞いしながら菊に殺されたんだ」って怒りをあおるようなことをわざと言ってけしかけた。
伝内さんを刺して、我に返った忠信に、「ありがとう。」と事切れる伝内さん。
でも、菊ちゃんは、まだ死んでいなくて。
「ノリの夢、戦のない世にする事」…その夢のために、自分は死んでもいいって勢いで、おぼつかない足で皆にかかっていくんだけど。
忠信が、その菊ちゃんを止める。刺し貫いて。

みんな、なんでこんなことになったんだって、悔しさを隠さない。

みんな、死にたくなかった、死なせたくなかった。
そんな叫びが聞こえるようだ。


ノリさまを追った義経は、平家の兵士たちに行く手を阻まれる。

ワイヤーアクションですわ。
初日は、ちょっとよろめいたりしていたけど、次からはものすごい格好よくジャンプも着地も決めていた。
絡みの皆さんがすごいのはもちろんですけど…。

Gacktさん…41なんですよねぇ。
正直、年令考えたらおじさんじゃないですか。
役者でもないし。
そんな人がね、一生懸命筋トレとかして体作って、結構きつい殺陣やってる訳じゃないですか。
そりゃ若いメンバー、死に物狂いで筋トレしますよね。

素晴らしかった。

そして、ラスボス(笑)ノリさまとの戦い。

もう、もう、ひたすら男前な殺陣で、男前なともちん。
釵みたいな剣を巧みに使って(余談だけど、これってやっぱりトワラーのスキル生きてる?)、長い足も遠慮なく使って戦ってる。
蹴りがね、蹴飛ばしてるのよ。
ワイヤー使って、義経吹っ飛ばせて(笑)
でも、ちゃんと戦おうとしない義経に痺れを切らして、みんなと決別したときついてきた陽和を目の前で殺して見せる。
「義経の中の鬼は、陽和が死なないと現れないんだって」といいながら、陽和の身体に剣の切っ先を這わせるノリさま。
ひええ…。
でも、相手が女の子だからか、揺るぎない悪役モードだからか、見慣れてる安心感があるわ(笑)
すてきです。ひでーけど(笑)

言葉が話せない陽和が、ノリさまに刺し貫かれ、事切れる直前、義経に「ノリを救ってあげて」と言い残す。

最初、なんで陽和はノリさまに付いてきたんだろうって思ったの。

義経にベッタリというか、義経あっての陽和だと思っていたから。

もしかしたら、ノリさまを救う事が義経を救う事につながるのかな?とか思ったり。
明らかに閻に取り憑かれてるノリさまを不憫に思ったのか…。

どうなんでしょう。


ノリさまの中の閻の予想通り、義経の鬼は目覚めた。
さっきは一方的になぶっていたのに、斬られた。「僕を斬ったね!」嬉々として傷口を見るノリさま。
完全に閻に心を食われている…。鬼が吐き捨てるように呟く。

閻は、自分の有利なホームで戦うように、鬼を誘い込む。

義経が鬼になったとき、カクカクとした動きになって、ノリさまも、閻の声に合わせてカクカク動いていた。
なんだか、人形浄瑠璃観てるみたいやなと思っていたら、LEDスーツのアクションシーンになった。
文楽みたいな音がなってる。
なかなか面白い演出やなと思った。
生身では表現できない動きやスピード感が味わえる。
完璧に統率された動きに感動すら覚えた。
Gacktさん、すごいアイデア、演出力だよと、舌を巻いたわ。

閻が敗れて、元の姿に戻った義経は、目を覚まさないノリさまを必死で呼ぶ。

ノリさまは、瀕死の状態だ。でも、閻が体から抜けて、元の優しいノリさまに戻っていた。

閻に取り憑かれ始めた時からの、不安や悲しみや、後悔を義経に吐き出す。
ノリさまがどこにもいかないようにしっかりと抱き止める義経。

や…。
素晴らしいです。素敵な
場面です。
涙なくしては見られません。

…男同士ですけど…。

これがもし、ノリさま女性ならね、ものすごく素敵なラブシーンになったと思うんですよ?
完全にほっぺた引っ付いてるし、ノリさま体勢変えてのほっぺた両手で挟み込むみたいな仕草、キスシーンにいく勢いですもの。

ええと…。
Gacktさん、どうしたいのかな?
ノリさま女設定ではない以上、BLと解釈してよいのでしょうか(笑)

や、今まで見ることなかった、誰かに抱き締められているともちん、誰かを見上げるともちん、ギリギリまで顔を近づけるともちん(あ、これは逆のパターンが有りか)なんて、悶絶ものの激レア場面ですけどね。

Gacktさんのファンの方はどう感じてらっしゃるんでしょうかね。

結局、ノリさまは元の世界には戻れず、予知夢通り二人は別れ別れになる。
必死でノリさまの手をつかんでいた義経だけど、ノリさまの(?)力には抗えず、宙に飛ばされて。

その後は、ナレーションで結構ドライに。
それがまた、悲しみを誘うわけですよ。

で、カテコの様なエンディング。
キャストがそれぞれの名前をプロジェクトマッピングで出るのに合わせて出て来て、去る。
義経チームとノリさまチームは、それぞれ手になにか持って出てくる。
ノリさまは瓢箪、義経は紅葉を一枝。
それを、客席に投げ入れる訳ですわ。
ファンの方、嬉しいでしょうね。


どどーんと幕が降りて、どうなるの?と思ったら、エピローグが用意されています。
ノリさまが、紅葉を愛でながら、一人酒やってます。
最初は気付かなかったんですけど、消えもの使ってます。
ほんとに飲んでるんですね。いやにリアルだなぁと思ってたんですけど(笑)
そこへ、義経が来て。
みんなで酒宴をするのだけど、二人は先に着いたみたいな。

僕はお前が嫌いだった。
みたいな、ノリさまの告白にビクつく義経(笑)
優しすぎる義経を、ちょっとイライラして見ていたノリさまだけど、その優しさに触れ、段々好きになったよって。
生まれ変わって、次の世でも巡り会おうって語り合う。

みんな、楽しそうに集まってくる。

これは、義経の、ノリさまの描いた夢なのか、つかの間の平和な時の思い出なのか。

三朗が、桜を咲かせる。
舞い落ちる花を見上げて、その先の希望に満ちた未来を見通すような男たち。

こうあってほしかった、ラストでした。


ほんとに、良かった。

テッパンかもしれないけど、きれいな終わり方で。

嗚咽ものです。


ほんとにGacktさんには感謝です。
ともちんの男役の芸歴が伸びて。それもこんな素敵なお役で。

本当にありがとうございましたです。