キャストの感想をば・・・。


まー様(ヨハネス)。

いやいやいやいやいや・・・。

キルヒ演った時に、「へぇ、こういうの本当に似合うなぁ」と思ったんですけど。

こう・・・人に尽くすって役どころ・・・似合うなぁと今回、改めて思いました。


ステキなところは、色々あるのですが、意外に冒頭の酒場の場面で、酔客にあわや指を酒瓶で潰されそうになった瞬間の、押さえつけられた右手を、何とかしてかばおうとしていたのがよかった(笑)


一番良かったのは、もちろん、クララに告白するところですが。

シューマン家の子供達と手紙を書いたり、話をしたりしている所もよかったです。


まー様は、こういう落ち着いた優しげな役、似合うなぁ・・・。



うららちゃん(クララ)。

いやいやいやいやいや・・・。

この子も95期なんだよねぇ・・・。

ほんと、「95期・・・恐ろしい子(たち)」だわよ(笑)

そんなに若いのに、あの落ち着きったらなに?

気品があって、りりしくて、美しくて、愛情深くて・・・。

そんなクララをみごとに体現していた。


しつこいけど、ロベルトとのダンスシーンがとってもよかった。

あ、あのグレーの控えめなお衣装が、これでもかって位似合っていた。

あれは・・・新調なのかなぁ?


あ、後、まー様演じるヨハネスに告白されて石化したリアクションも、よかった。


惜しむらくは、お歌だな・・・。

うめちゃんの再来かってほどのアレ具合でした(笑)

キタロウ(ロベルト)。

正直、下級生のまー様の公演で二番手やっちゃったら、もう主演とか出来ないなぁって、しょぼんとしたのだけど。

この役は、もう、キタロウにしか出来ませんっ!


妻を心から愛していて、子煩悩で、アーティストとしてストイックな拘りをもっていて、人当たりが良くて、あまり人と言い争うのが苦手で、病気を悲観して自殺未遂したりする。

こんなステキで難しい役、キタロウがしてくれてよかった。



お子達と、クララの誕生日プレゼントの、ピアノの飾り付けをして、「帰ってきたー!」って慌ててピアノの下に皆で隠れるのが本当に可愛かった(笑)


精神疾患みたいな症状が出るという、脳の難病に冒されて、病み衰えていく姿も、なんか格好良かった。



後、病気を悲観して、入水自殺を図るため、橋の階段を上がっていく姿が・・・もう・・・かっこうよかった。

びっくりするくらい、わたるに似ていた。特に、前髪はらりってなっていたところが(爆)

ほんと・・・ステキでした。

飛び込む時、片翼だけの黒い翼を着けていたんだけど、トート閣下みたいで・・・。ステキだった(笑)



れーれ(ルイーゼ)。

うららちゃん演じるクララのピアノの生徒。

で、突然ロベルトの弟子になって、シューマン家に住み込んだヨハネスに恋をする可憐な女の子。

れーれは、「可憐な女の子」がとっても似合うなぁ。

いじらしいんだよねぇ。

うららちゃんよか3期上なのに、この可愛さっ!

たまりません(笑)


実は、お話自体が彼女の階層のテイで始まるので、プロローグとラストでは、老婆で出てくるのですが・・・。

最初のナレーション、誰だかわからなかったわ(笑)

声が高くて可愛いから、苦労していた印象。

さすがに、これはがんばれって(笑)



あっきー(ヨーゼフ)。

ビミョーにこの人はどうしたいんだろう?というキャラクターだったんだけど・・・。

軽いというか、飄々としているというか・・・。

つかみ所のない感じで。

でも、この人が酒場でヨハネスを助けなきゃ、話が始まらなかった訳で。

機転が利いたり、音楽的才能はあるんだよね。

作曲家として大スランプのロベルトのことや、クララの留守を守るために音楽活動から遠ざかっていたヨハネスに、彼らの為を思って耳に痛い事も、ばすばす言っちゃう事も出来る冷静さも持っていて。


そんな、キャラを本当に・・・飄々と演っていた印象です。

ラストには、れーれと一緒にお年寄りの拵えで出てきたんだけど、上手かったわ(笑)



せーこ(ホーエンタール伯爵夫人)。

・・・貫禄の・・・迫力の伯爵夫人デター!って感じ。

今すぐにでも専科に上がれますよ、せーこちゃん。

や、でも、絶対宙組にいてっ(笑)

お衣装の点数が少なめで、「伯爵夫人の割に・・・」って印象は無きにしも非ずだったけど、本当に、堂に入った芝居をする女役だなぁと改めて思った。

てか、こないだまで、あのきゃぴきゃぴっとした「スカーレットⅡ」やっていたなんて思えない(笑)


キャラとしては、社交界の・・・殊、音楽の事に懸けては、発言力のある人で、一寸人の悪い企画をして、ロベルトとライバルのリストとを、鉢合わせさせたりするんだけど、ベートーヴェン亡き後の音楽シーンをなんとか盛り上げたいと思っていたのだと・・・。


ほぼ(身長的にも)相手役だったともちんが退団して、せーこったらどうなるのかなとか一寸心配したけど、こういうキャラやらせたら一番ってなったら、まだまだ活躍できるんじゃないかなと思って安心した。



りんきら(ベートーヴェン?)。

恐ろしい・・・。

あの芝居で、これだけ笑わせるキャラが出来るなんて・・・(笑)

役名でクエスチョンマークついてるなんて、初めて見たわ(笑)

一応、ヨハネスの妄想に出てくる人って事なんだけど・・・。

りんきらは、芸達者だなぁ。

本当に、いや、フツーに演技しているだけで面白かった。

ま、脚本の力もあるだろうけど・・・。

出てきてしゃべり出したとき、「なに?このまやさんみたいな空気をまとった人は・・・」と、オペラでガン見してしまった。


ほんと、いいキャラだった。

橋の上で、ボートを履いて(笑)釣りをしていたのが、気になって仕方なかったよ(笑)



あいちゃん(リスト)。

プロローグで踊っていたとき、「ん?たかちゃんみたいな子がいるぞ?」とオペラを上げた先にいた、あいちゃん。

話の流れで敵役だったし、一寸黒系の性格のキャラだったんだけど、なんか・・・可笑しいくらいに似合っていた(笑)

で、クララの事好きだったのかな?ロベルトが倒れて、クララが演奏旅行で苦労しているとき、ロベルトの曲を演奏したりして、一寸した手助けして。

ツンデレがデレたよ?って感じで、可愛かったわ。 


普段結構ぴよぴよなのに、芝居になるとどうしてあんなに、しゃきっと格好良いのかな?

何作か続いた「息子役」もいいけど、私は、こんな役とか、逆裁の刑事とかが好きだなと思った。



後、そんなに出番は多くないのだけど、あゆみさん(ベルタ)。

シューマン家のばあやを、もうもう・・・過不足なく演じていて、やっぱりこういうキャラやらせると上手いなぁ~と、思った。

子供達が、一寸汚い言葉を使って、ママであるクララにたしなめられる場面があって。

「どこでそんな言葉、覚えたのかしら」って言った直後、ベルタが出てきてその言葉使うものだから、ウケた。

絶妙なタイミングだったわ。

ステキでした。



主要キャストは、こんなものかな。


本当に、よかったよ。

感動した。



青年館、チケビミョーに余ってるの?

観られるモノなら観たいくらいだけど・・・。

DVD買うかな。てか、一緒に観た友人が、まー様にハマったので、買うかも。なら、貸して貰おう(笑)