前回は、一寸コーフンしてしまって、同じ事をつらつら書いてしまったんですが。

今回もあんまし変わらないかもです。

すみません・・・。


ええと、今回、石田センセのアタリ作品の一つになるかと思うんです。


まず、舞台美術がいい!

いっぱい飾りって、好きなんですよ、私。


宝塚って、豪華だから、場転もたくさんあってセットとかもすごいんだけど。


たとえば、リラ壁とか・・・(あのシリーズは全部そうか)こう・・・芝居に集中出来るところが好き。

んで、ま、ぶっちゃけそこ(のセット)だけなんで、お金かけられるというか・・・こだわりまんま作り込めてるというか(笑)

今回の、二階に上がる階段とかなんて、ものすごいこだわりだと思うし、作り込んでるなぁと言うか、大道具さん、GJって感じ。

ねねちゃんの部屋から見える摩天楼なんて、役者がはけていくとこの見切れ部分にも手抜き感がなくて、素敵だった。


小道具も、色々こだわっていて、トム演じるジョージの部屋のインテリアとか、・・・ああ、トム画伯の絵、4点くらいありましたな。私は、モンサンミッシェルの絵が好きです。

ねねちゃんの部屋の電話とかも可愛かった。てか、あのでかい受話器に、懐かしさを感じるのは、私の世代くらいまでかしら(笑)



お衣装も、なんか好きだわ。

トムが着ていた、フロントと袖のベルトにパイピングをしていたコートと、口元まですっぽり巻いたマフラーとか、ねねちゃんのブルーのワンピースの赤いベルトとか、じゅんこさんのレザージャケットとか、わかばのカシュクール風ドレスとか・・・。

あ、ねねちゃんのぺったんシューズも可愛かった。・・・そう言えば、ブルーの衣装の時の靴、サイズあってなかったね。何度かかかと外れたの見たよ。市販品使ったのかなぁ。



脚本も、ともすれば下世話なセリフもあったんだけど、ま、今までの石田作品の中では、許せる範囲だったなと・・・てか、むしろおしゃれに感じるところもあった(いいすぎ?)


どこまで原作いじってるのか分からないけど、テンポもいいし、海外の良質な芝居って感じだった。


もちろん、演者の技量もあるのだけど、何度かうるっときた。

ふつーの台詞でふつーの会話で、ふつーに進んでいくのに、泣けてくる・・・って、いつもならハリー作品で使いそうな言葉使って褒めてしまうわよ(笑)



で、実は私、今回一列目のお席でした。

それも、24番。

・・・バウをご存じの方はおわかりでしょう。

上手側、客席降りの階段の真横でした。


以前、すずみんのバウで反対側(下手)の同じ位置に座って魂抜かれそうになったんですが。


本編中、あまりの近さにドキドキしまくりました。

演者の足下見えないくらいの近さって・・・。

あんなにラブシーンで恥ずかしく感じたことなかったですよ。

トムもじゅんこさんも・・・もぉ・・・止めてください(///∇//)・・・って感じでした(笑)


芝居だったので、視線が来るって感じではなかったのですが、何度か目が合ったというか、チラ見された感じです。

それを狙っての着物だったわけではないのですが・・・。


フィナーレでは、わかばちゃん以外横で歌ってくれました。トムとねねちゃんは前を横切ってくれましたし。

・・・ごめんなさいねぇ。ねねちゃんなんて、着物の私に気を遣ってか、またぐように通ってくれました。

トムの横顔が素敵すぎなのに改めて感心し、「今日もいい香りやなぁ」って感激し、ねねちゃんの美しい御御足に釘付けになり、じゅんこさんのスラックスが1cmほど裾出ししていたんだーって、どこ観てんだって自ら突っ込み入れたりして。


なんだろう・・・ものすごく気に入った作品になりました。


やっぱりトムってすげーなって思ったお芝居だったな。


しつこいですけど。

もっかい観たかったよ・・・。