まあ…初日だしなぁ…。
仕方ないかもだけど、装置系(セットね)のトラブルがむっちゃ多かった。


こないだの中日でも、大道具さんむっちゃ見切れて気になったんだけど、今回は、その比じゃないわ!


盆が使えないとかで、転換プラン立て直してこうなったんだろうけど、十人くらいわらわら出てきたり、照明当たってるのに、セット入れたり、場ミリの位置がわからなかったのか、うろうろして、手間取って次の場面始まってるのに、動かしたり(間に合わなかった)、暗転幕にセット引っかけて何人もで取ろうとして、取れず、結局、次景で飛ばした後にセット片付けたり。

や、これは仕方ないと思うけど、あんな人数出んでもいいやんか~。
黒い集団が、うっすら薄明かりの中にわさわさしてて、気になって仕方なかったわ。

小道具も以外と半端ない量だし、なんか方法ないのかなぁ。スムーズにする方法…。


てか、ホームである梅芸でこれじゃぁ、初めまして(じゃないとこもあるだろうけど)のコヤで、どうなるのかと思うと・・・心配になってしまうわ。


ま、それはともかく、そーちゃんの文四郎さまは、素敵でした!
少年時代の、はつらつとした話し方と動き!
大人になった時のあの!落ち着いた物腰!低音でゆっくりな話し方がたまりません!
いちいち感動したわ。


ラストで扉が開けにくかったのは、焦っただろうね。観ていた私も焦ったよ(笑)

でも、それを忘れさせる熱演で本当に、格好よかった。

「馬ひけー!」は、名台詞だよね。

まぁ、稲葉的には「しっかりなさい!」が一番名台詞なんだけどね。


あゆっちは、少し痩せたかな。顔が小っさくなって・・・。

ますます良かった。

娘時代の可愛いのも良いんだけど、側室になってそれなりの身分の男の人を、呼び捨てにしてるとことか、貫禄ってか、そういう人になったんだってとこが結構好き。

アントワネットさまを経て、益々高貴な空気を出せるようになったんじゃないかな。


お着物の裾捌きは、まだアレかもしれないけど、あの状態からちゃんと戻した足技(笑)は、すごかった。


間違いなく、二人の代表作だよね。



武部さんのまっつ。

思ったより悪い人じゃなかった(よかった・笑)

でも、出世の為に浮気するのね(笑)なんか・・・生々しかったわ(笑)


殺陣がね、格好良かった。

てか、中日では逸平くんが2番手だったけど、今回のは、武部さんが2番手だと感じたわ。

なんか・・・最後の殺陣がちゃんと盛り上がったっつーか・・・。

「村雨」を使わざるを得なかった強敵な印象が、ちゃんと最初からあったから。

格好良かった。



逸平くんのともみんは、少年時代のくんだりがなんだか・・・がんばれーってか、がんばっているなぁって感じで・・・(笑)少年役初めて・・・じゃないよねぇ・・・。

喋った途端「どちらさま?」って思ったよ。

逸平くんの一寸お勉強苦手だけど、友情に篤く体力勝負に強いって感じがとても合っていて(笑)よかった。

殺陣がね・・・いいのよ。やっぱり。

フェルゼン様とジェロ様再び!って思ったのは、私だけ?(笑)


酒場で文四郎さまと飲んでる時、文四郎様が「三人目の誕生おめでとう」とかいって、お銚子持ち上げたのに、受けずにスルーしていたように見えたのは、何だったんだろう?アドリブ?文四郎様の・・・。



与之助は、彩風くん。

「うわぁ・・・」って言うくらいのへたれっぷり。

コマと違って、あんなにガタイ大きいのに・・・この残念感がまた笑いを誘うね。

殺陣で、マジで使えないヤツぶりが凄かった。



最初に書いたけど、色々トラブルがあったにもかかわらず、やっぱりお父さんとの別れの場面は涙なしには観られなかったし、ふくとの淡い恋のくんだり(笹舟)や、短い逢瀬とかは切なくなって、とってもよかった。


ふっと感じたんだけど、タクジーのSE(効果音)の入れ方がとてもセンスあるというか、情緒的で、いろんなとこで染みた。

蝉時雨とか、虫の声とか、雨の音とか・・・日本的だったと思うわ。



本当に、もう一回やってくれてありがとう!

観られてうれしかったよ。


まぁ、楽近くの完璧版を観られたら尚よかったんだけど・・・。



ショーの感想はまた後日・・・。



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