マオ君って、やっぱり大きいねぇ。
存在感がいいわ。
でも、あまり出過ぎることなく存在していたと思うわ。
正直なところ、今まで「マオ君って、星組の戦力としてどうなん?」って思っていたのだけれど、ダンスに特化したこの役を観て、踊れる人なんだ~と思ったし、いい雰囲気をもっているのもわかって、これからが楽しみになったわ。
や・・・今まで全くノーマークだったわけじゃないけど、や・・・ねぇ・・・
紗幕(カーテン)前での、「僕は怖い」で、ちえと踊る場面。
0番に転がした照明の光を浴びて、紗幕に陰が伸びて、とっても怖い。
マカゼくんとでも、ちえとの学年差があって、緊張するだろうなぁと思っていたのだけど、マオ君、もっと学年差あるんだよなぁ。
でも、良かった。迫力があったし。
あんまり表情を作っているように感じなかったけど、・・・てか、ちゃんと観られていないのだけど(ごめんなさい、目が足りないのよ)、それもいいかもと思うね。マスクのような無表情とか。だって、怖いもの(笑)死らしくていいかも。
愛のまこっちゃんは、本気で可愛い。
初演役だから、思い入れもあるだろうし、こなれ間というか、役の動きに迷いがないというか・・・。
個人的に、「愛」ってキャラは、そんなに慈悲深いヤツではないと思っている。
愛が望んだのは、「ロミオとジュリエットの恋の成就」ではなく、「ヴェローナに訪れるべき平和」なのだと思う。
ロミオたちの激しい恋は、そのための手段だと。
だから、ロミオたちの前にもチョコチョコ、モンさんチームとキャピさんチームの男女をひっつけようとしていたし。
もちろん、二人の恋が成就すれば、これ以上無いことだとは思っていただろうけど、ダメであっても、両家が丸く収まれば良いかなって思っているんじゃないかと思うフシがチラホラしてるのよ、まこっちゃんの愛は。
死との戦いに、そういう何だろう・・・腹黒じゃないんだけど、わりと強気って雰囲気が・・・(笑)
愛と死の表裏一体気味なとこを、よく感じるというか・・・(笑)
あんなに可愛いのに、絶対的な天使じゃないと思う。
それがものすごく、ストーリーに膨らみ持たせていて、初演では「この役はすごい」と、うなったものだけど。
こないだの台湾公演で女役をやったからなのか、さらに女性的に可愛くなっちゃって、すごいなぁと思ったよ。
しれっと怖い(笑)
ダンスはもちろん、キレイだしね。
一幕ラストの死とのせめぎ合いみたいなナンバーが、けっこうお気に入りです。
「わりと負けてない」感じが(笑)
次に観るときは、ベン様なのね。
楽しみでいて、一寸不安かな・・・。
と、これでBキャス感想は、終了。
ながながと読んでいただき、ありがとうございました。
今週、Aキャスを観ます(初見)。
楽しみ~。