こないだ、月のミーマイを観て、「初観劇(劇場で)したのって、これの初演だったなぁ」と、まぁ、再演の度に思い出すフレーズをつぶやいてみたのだけど。
よく考えたら、もう、四半世紀超えてたよって・・・(笑)
ってゆーことで、ぽつぽつ昔のこと書いてみようかなと思いつきまして。
関西に住んでいるモノとして、「タカラヅカ花の指定席」なるテレビ番組は、興味があるなしにかかわらず、知っていましたから、宝塚歌劇団っつーものの何であるか位はわかっていて、それでもなんとなく拒否っていた、学生時代の私(笑)
演劇部の顧問(男性)が「勉強になるから」と、連れて行ってくれたのが「ME AND MY GIRL」だった訳で。
まず、劇場の大きさにびっくりして、初めて見たオーケストラピットに感動して(銀橋は、あれはなに?って思ったけど)、照明やスピーカーの数を思わず数えてしまいました(笑)
ミュージカルだけど・・・お衣装は、どっちかというと普通の・・・スーツとワンピースみたいな・・・本当にフツーだったのと、話がシンプルでハッピーエンドで、本当に普通のお芝居を観ているのと変わりないと思った。
あ、テレビでドン引きしたメイクも、今から考えたら濃ゆいけど、客席から見たら(オペラ無し)なるほどと思ったし。
そしてなにより、ビルを演ってたウタコさんと、サリーのミミさんはじめ月組の演技力がすばらしくて、「こりゃ確かに、勉強になるわ」とか思った。
ウタコさんのビルは、芸達者で楽しくて、真面目で、ステキだった。
女性が演じているのはもちろん承知していたけど、そんなことは関係なく、「イギリスのビルという青年」・・・一人の人間として生きていたのが、逆にびっくりした。
や、「男役」としてのスキルというか・・・ただ俳優が男を演じるってのよりもう一歩技術がいる事を、さらっと客に違和感を感じさせることなくやってのけているのに感動した。
と、いうか、これは後になってそう思えたことで。
観ている時は、本当に「女性が演じている」なんて全然気にならなかった。
ま、「女性が云々」の話では、マヤさんのパーチェスターが一番びっくりしたかな(笑)
フツーにおじさんじゃんって(笑)
ミミさんのサリーは、ほんとうに可愛くて本当に・・・。
「アゴで受け止めて~」が感動した。いじらしくて。
後に藤壺演ってるの観て、「同じ人なん?」ってびっくりしたなぁ。
ジャッキーがかなめちゃんだったんだよね。
ビギナーとしましては、男役さんが演ってるって全く分かりませんでした。
もの凄く嫌味のない、お色気ねーちゃんだと思ったけど。
ま、そんなこんなで、おかげさまで、宝塚に対する苦手意識は払拭されまして・・・(笑)
ヅカファンの友人に勧められるまま、過去のビデオや、その後の公演を観るようになりました。
ま、この段階では、ドはまりはしなかったんですがね・・・。
良い作品で、初観劇出来てよかったと思います。
や、ほんと。