大丸心斎橋店で
「四代目市川猿之助襲名記念 猿之助への軌跡」展
っつーのがあったので、行ってきた。
イナバは、二十一世紀歌舞伎組の「雪之丞変化2001」から歌舞伎ファンになったので、おもだかやには、ひとかたならぬ思い入れがあって、件の香川照之の「中車」、かめちゃんの「猿之助」襲名には、もの凄く複雑な思いを抱いたのだけど。
なんかなー、梨園の御曹司ってか、血筋でないとだめって言われてる気がするのよね。
てかさー、二十一世紀歌舞伎組の理念に反するくない?
門閥関係なく、才能が有れば良しって感じじゃなかった?
だから、舞踊畑だったけどあえて右近さんを弟子にしたんじゃなかったっけ?
ゆくゆく後継者にする気だと思っていたよ。だって、コピーみたいに似てるんだもの。他人なのに。
結局、自分の甥とか息子を中心に立たせる為の、脇役育成しただけなのねって、結局、今までの古い歌舞伎界の人間だったのねと、心底がっかりしたものだ。
その時心底がっかりしたものだから、その後の勘三郎さんの死は、痛かった。
この人こそ、いい意味の昔の歌舞伎にしてくれると思っていただけに。
と、実は夏辺りから思っていたのだけど。
写真展だから、ちらりとでも右近さんや笑也さんが映ってないかなと思って。
みごとに、おもだかやカウントから外されているかのように映ってませんでした(笑也さんは一枚だけ映っていたけど)。
ドキュメント映像も放映していたので、見たのだけど、そっちにも、なにも触れられていなくて・・・。
門之助さんとか出てたけど。
写真展は、みごとに四代目のみクローズアップだったんだけど、すごかった。
てか、色々「これ、右近さん演ってたよね」と思うものもあったんだけど、「血って凄いわ」って思うところもいっぱいあった。
信じられないくらい、声も姿も似ているの。でも、若いから、スキッとしてるの(爆)
三代目の若い頃は観てないから知らないけど、四代目の女形は、そりゃ色っぽかった。
びっくりするくらいデカイパネル見て、ヤマトタケルのお衣装見ているうちに、「(色々釈然としないけど)歌舞伎、好きだなぁ」と思った。てか、思い出した。
二十一世紀歌舞伎組、また観たいな。