天満山城(養父市大屋町宮垣字天満山)
天満山城は大屋川左岸、宮垣集落対岸の尾根突端、標高約130mに位置し、現在男坂神社の境内となっている。この場所は男坂神社のシラカシの林(兵庫県指定文化財)を形成している。集落との比高は約30mある。現在は圃場整備などの実施によって独立丘陵のような景観を呈しているが、元々は西から延びる尾根の先端に城郭は構築されていた。城域は東西約120m・南北約80mを測る。比高差は小さいが大屋川と天満川との間に挟まれた要害の地に立地する。
なお男坂神社は出石藩の『出石封内明細帳』には天神小社と記載されている。明治三年に社名を式内社である男坂神社に改称した。このため本殿の場所は天満山、北側を流れる川は天満川となっている。
(※図説養父市城郭事典より)
南東五郭(曲輪6)
男坂城の説明も載っている男坂神社シラカシ林説明文
東四郭(曲輪5)
東三郭(曲輪4)
南東二郭(曲輪3)
主郭北帯曲輪
改変なのか?主郭南腰曲輪
男坂神社の鎮座する主郭
北西二郭(曲輪2)
主郭と北西二郭の間の北西堀切は改変によって消滅している
北西堀切からの北東堅堀ア
北西堀切からの南西堅堀イ
主郭南西腰曲輪下段
主郭南西腰曲輪上段
南西堅堀ウ
南西堅堀エ
天満山城遠望
軌跡ログ
旧養父郡大屋町の城