標高53m・比高43mの新山城(鳥取市徳尾)
新山城は、「松上山ノ末、有高谷ノ山鼻ニシテ、下ハ平地ビョウビョウタルニ、此ノ山ヨリ見渡シヌレバ、布施ヘノ往来明ラカニシテ…布施ノ斥候第一ノ要害也」(『因幡民談記』)とあるように、山名氏の本城たる布施の天神山城の防御線として重要な位置を占めていた。この定番を任された中村氏は、因幡守護家の重臣として信頼を一身に集めていたものと思われる。
(※鳥取県史より)
現在、その一角には貯水タンク(徳尾配水池)が建造されており、遺構は大きく破壊されている…
そこから南へ登って行くと、薮に覆われた曲輪が…
先には送電線の鉄塔が建つが、堀切も
荒れ果てた主郭
主郭の南にも、曲輪のような平坦地が…
その付近に、かなり浅い堀切…
新山城遠望
カインズホームを見下ろす丘陵先端に、貯水タンクと鉄塔が見られる…
鳥取市の城