今回の読書時間はおよそ6時間
でも私にとっては最速記録
なにせ466ページにもおよぶ本
挫折せずに読み終わったことも含めて
自身の最短(笑)
以前にも記しましたが、この長さになると
有るだけで読んだ気になり、机上に置きっぱなしになるのが通常でしたから
速読法の術が三日坊主の癖を治してくれたことに感謝
しかも時代小説でして
難しい表現、漢字、言い回しが独特
現代劇のように見慣れた漢字、表現にはない語感性なのでかなり大変でした
なのでおおよそ読めない漢字は飛び越して
語感を頼りに読み続け、難しい漢字などは
今後2度、3度と読み返すつもりです
感想としては『大河ドラマでも観終わったよう、1人の人生をドキュメントで走破したかのようだと』申しましょうか
主人公はあの【八犬伝】を執筆した
曲亭馬琴とおっしゃる方
恥ずかしながら、初めて知りました
この方をめぐる方々は江戸時代に活躍された方々
フィクションの方もいるのかな?
歴史上のキャラクターが活き活き描かれ
飛び交う言葉の粋なこと、リズミカルなこと
自分自身が日本人であることが幸いで面白い
と思えるほど
なお小説の祖と称される馬琴の人生が興味深く
愛おしく、時にドラマチックで残酷
まさに大河ドラマでした
小説を紡ぐページに胸が踊り、思わず自分も描きたくなる衝動を掻き立てられます
この本の作者(朝日まかて)さんも初めて知る方
本当にお恥ずかしい
事実は小説より奇なり
タイトルが少し別の印象を与えかねないのですが
それも含めて面白い本でした
後々、賞レースに入る本ではなかろうか
などと縁あったこの本を贔屓目してしまうほど
ぜひ、皆さんにも読んで頂きたい
やはりラストページのシーンはぐっときます
ラストはこんな感じが好きです
あと一冊読んだら私も執筆に向かいます