ミンジュンに対する科学的な根拠

モノを動かすこと以外の能力、例えば、瞬間移動や視力、聴力などは、相対性理論などの科学的な部分と関係している。ミンジュンは16話で「私たちの星での時間とここの時間の概念は結構違う」と言うことで、その事実を確認している。5話で、マンションの管理事務室の監視カメラを確認するところから出たミンジュンは、一瞬で階段を使って23階まで上り詰めるが、その際に階段の監視カメラが反応する部分がある。ここで、単に、瞬間的にここで消えて他の所で現れるという意味ではなく、私たちの目に見えないほど速いスピードでミンジュンが動くことができるという事実を示している。時間の概念が異なるためできることであり、ミンジュンが地球でもその能力が使えるというのは、ここの流れに適応したり、合わせることなく、彼の星の概念のまま生きているということも示している。だから、ここの時間の概念で非常に長い時間を生きても、老いて死ぬことはないのだ。これは、許浚(ホ・ジュン)先生が、ここの気と通じなければその気が衰えた時にこれ以上いれなくなるからその前に帰ったほうがいいと言う場面で、もしかしたらミンジュンが死ぬかもしれない、または死なないためには、一度以上は帰る必要がある、ということを示していて、伏線となる。

寒さを感じるミンジュン

朝鮮時代の許浚先生の助言のように、気の流れが悪くなっていることを示している可能性があることから、悲劇で終わることを暗示するものがないかという推測ができる。

一方で、この物語では、陶磁器の人形(エドワード)がミンジュンの心を代弁してきたため、「エドワード=ミンジュン」だと考えたら、冷たかった陶磁器が愛を感じるようになったことで暖かくなってきたから、寒さを感じるようになる、という解釈もできる。