悪夢シリーズの作者の
最新作ということで、ついつい
購入してしまったのが
『東京バッティングセンター』
(木下半太著 幻冬舎)です。
無欲で律義な吸血鬼と冷徹な
美女の復讐屋コンビが、悩める
人間たちの依頼に命がけで
応えるというコメディ・サスペンスです。
二人のもとには、いろいろな人が
次々と復讐を依頼してきます。
「自分をクビにした座長に
地獄を見せてやってくれ」という
居眠り病の元劇団員。
「貧乏神をやっつけてくれ」という
髑髏マニアのカフェオーナー。
「父の作家人生を終わらせて」と
いう女子高生などなど。。。
一方で、どの話もバッティング
センターに関連しています。
中でも、貧乏神をやっつけて
ほしいという復讐の依頼の話は、
文章を読みながら、ついつい
ニタニタしてしまう可能性大なので、
公共の場で読むのは、ちょっと
恥ずかしいかもしれません(笑)
この作者は、コメディ・サスペンスと
いうジャンルを書かせたら、天才です。
そして、最後は思いもよらない結末が。。。
一気読み必至です。
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