ほのぼのと優しい気持ちに
なれます。
それが『卵の緒』(瀬尾まいこ著
新潮文庫)です。
捨て子だと思っている小学校
4年生の主人公。
ちょっと変わった母親と、その
とぼけたボーイフレンド。
不登校の同級生。
血の繋がらない親子を軸に、
「家族」を軽やかに描くという
表題作と、もう1編が含められた
2編が収録された作品です。
子供の視点から家族のあり方を
さりげないタッチで描いていますが、
読者の胸を打つことは間違いないです。
みずみずしく、さわやかな物語です。
- 卵の緒 (新潮文庫)/瀬尾 まいこ
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