生きてます…生きてます…


サマソニ、二日間参加してきました。もちろんどちらもKacey Musgravesが参加している日です。東京1日目、大阪2日目になります。


東京1日目、会場についた瞬間、目も回るような人、人、人。正直なところ、とんでもないところに来てしまった感はありました。アルコールを持参し、コロナに関しては出来る限りの対策をして挑みました。


さて、Kacey Musgravesのパフォーマンスは最高に素晴らしいものでした。分かりきっていたことです。あれだけの名作を従えての、待望の来日でしたから。


彼女の魅力を語る際に、最近は『癒し』の面が強調されがちだと思いますが、それだけではもちろんありません。あけすけで、赤裸々で。彼女がJustifiedをSNLで披露した際、裸でギターを持つ姿が話題になりましたが、彼女の魅力は正に、そこなのだと思います。


剥き出しの、鋭い感情がそこにはあります。包み隠さずに、明確に、そのものを表現する、というのはそれだけで価値があると感じます。彼女の現実を掬い取る優れた視点、ある意味で第三者のような、冷静さが常にあって。それは1stのころから一貫したアプローチです。


“Justified”の歌詞では、正にその冷静さに対する嘆きが歌われています。もっと感情的になれたなら、もっと愛に溺れることができたなら。彼女の歌声には間違いなくその繊細な歌詞が、澱みのない冷静さが、反映されているように感じます。


セットリストに関してですが、順番は定かではありません。かなり前後していますが、覚えてるだけの披露した曲を。


Star-crossed

Good wife

Simple time 

Cherry blossom 

Breadwinner 

Golden hour

Butterflies 

High horse

Justified

Slow burn

There’s a light

Rainbow


そして何よりも彼女の誕生日当日、大阪のサマソニの方です。とんでもなく気合いが入っていました。そもそも大阪の会場の方がダントツで音がよかったです!!設備の差かとは思いますが、その違いにかなりびっくりしました。


観客はとんでもなく少なく、ガラガラで…とにかくここに確実にファンがいるよ!!という気持ちで会場にいました。


またFleetwood MacのDreamsのカバーは大阪限定のものでした。フジロックの時の記憶をさらに上回るような、間違いなく最高のライブでした!


ただ気になったこともいくつか。マスク着用、歓声禁止、撮影禁止は日本語でしか注意がなく、外国人のお客さんは当然一つもそれを守っていませんでした。せっかく日本に来てのライブなのに、日本語がわかる人にのみ厳しいのはやはり納得がいきません。公式も盛り上がってよかったね、というスタンスで、Kacey自身もかなり歓声を煽ってたので、恐らくアーティストの方にはそのような注意は行ってないのではないか、ということが伺えました。


お客さんに厳しいマナーを強いるならば、アーティストと共に協力していかないとなかなか難しいのではないかと感じました。


最後に、彼女の来日に合わせて、友人たちと作った和訳とファンレターを合わせたプレゼントをこちらに載せます。直接渡すことは今回出来ませんでしたが、最前で振られていたこの表紙を見て(尊敬するとある方に描いて頂きました)彼女は嬉しそうに長い間私の方を指差してくれました…!本当に、一生の思い出です。