Kacey Musgraves(ケイシー・マスグレイヴス)のStupidの歌詞と和訳です。アルバム『Same Trailer Different Park』に収録されています。

 

 

彼女のこの1stアルバムには、ほとんどラブソングがないんですよね。そういうところもちょっぴり異質の新人って感じで、なんだか凄くドキドキしたのです。まあ、私は彼女のロマンティックな雰囲気も大好きなわけですが(笑)

 

盲目的な愛の愚かさを歌った歌、というと、個人的にはVanessa Carlton(ヴァネッサ・カールトン)のFools Like Meを思い出しますが、そちらもまた、人間ってそういうもんなんだよね、というニュアンスのある歌です。こちらがもう呆れ切っている状態の曲なら、あちらはまだ苦しんでいる最中、という感じですが。彼女たち、実はなかなか声に共通点があるんじゃないかと、ずっと思ってきたのですがどうでしょうか(笑)

 

Plays you like a fiddle
あなたをフィドルのように弾き鳴らし
Shakes you like a rattle
ガラガラとあなたを揺らす
Takes away your gun
あなたの銃を奪って
And sends you into battle
それで、あなたを戦場へ送る
Huffs and it puffs
激しい息遣い
'Til it blows your house down
あなたの家を吹き飛ばすまで
And you don't know your heart
それであなたは、なんにも自分の心をわかってない
From a hole in the ground
地面の穴の下からってほどには

 

Stupid love is stupid
愚かな愛は愚か
Don't know why we always do it
わからない、なぜ私たちはいつだってそんなことをするのか
Finally found it just to lose it
ついにそれを見つけても、それはただ、失うため
Always wind up looking stupid
いつだって、行き着いてしまうのは、馬鹿らしいこと
Stupid
馬鹿らしい

 

Girl meets boy
女の子が男の子に出会って
And boy he's a looker
で、その男の子は魅力的で
Can't separate the salt from the sugar
塩を別々にできないの、砂糖から
There's nothing in your pockets
あなたのポケットには何もないし
There's footprints on your face
あるのは、あなたの顔の上の足跡
You can't tell anymore
言わないで、これ以上
If you're the rabbit or the snake
あなたがウサギだろうがヘビだろうが
Hey!
ねえ!

 

Stupid love is stupid
愚かな愛は愚か
Don't know why we always do it
わからない、なぜ私たちはいつだってそんなことをするのか
Finally found it just to lose it
ついにそれを見つけても、それはただ、失うため
Always wind up looking stupid
いつだって行き着いてしまうのは、馬鹿らしいこと
Stupid
馬鹿らしい

 

I drink to feel
私はお酒を飲む、感じるために
I smoke to breathe
私はタバコを吸う、息をするために
Just look what love
ただ、知るの、愛は
Has done to me
終わってしまったのだと、私にとっては
 
Stupid love is stupid
愚かな愛は愚か
Don't know why we always do it
わからない、なぜ私たちはいつだってそんなことをするのか
Finally found it just to lose it
ついにそれを見つけても、それはただ、失うため
Always wind up looking so damn
いつだって行き着いてしまうのは、ひたすら、糞みたいなこと

 

Stupid love is stupid
愚かな愛は愚か
Don't know why we always do it
わからない、なぜ私たちはいつだってそんなことをするのか
Finally found it just to lose it
ついにそれを見つけても、それはただ、失うため
Always wind up looking stupid
いつだって行き着いてしまうのは、馬鹿らしいこと
Stupid
馬鹿らしい

 

 

※"Plays you like a fiddle
「あなたをフィドルのように弾き鳴らし
Shakes you like a rattle
ガラガラとあなたを揺らす
Takes away your gun
あなたの銃を奪って
And sends you into battle
それで、あなたを戦場へ送る
Huffs and it puffs"
激しい息遣い」

これらの文の動詞が三人称単数になっているのは、おそらく主語が"Stupid love"だからです。

 

And you don't know your heart
それであなたは、なんにも自分の心をわかってない
From a hole in the ground
地面の穴の下からってほどには
"From a hole in the ground"で心の底から。地の底から、と言う言葉がありますが、それどころか、穴の底まで深く、ということです。

 

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