ですが、単に死の恐怖といってもいろいろです。
デス・エデュケーション(death educatio 死への準備教育)では、
「代表的な9つの死への恐怖」(死が怖い9つの理由)が教えられています。
【死が怖い9つの理由】とは、以下のものです。
①苦痛への恐怖
②孤独への恐怖
③尊厳を失う事への恐怖(不愉快な体験への恐れ)
④家族や社会の負担になる事への恐れ
⑤未知なるものを前にしての不安・怖れ
⑥人生に対する不安と結びついた死への不安
⑦人生を不完全なまま終わる事への不安
⑧自己消滅への不安
⑨死後の審判や罰・報いに関する不安
まず1つめの「苦痛への恐怖」についてお話し致しましょう。
死を前にした人に「4通りの苦痛」があると教えられています。
1.身体的苦痛・・・・・・・痛みや呼吸困難などの体で感じる苦痛
2.精神的苦痛・・・・・・・体が思うようにならない苛立ちや、人への不信感などから来る苦痛
3.社会的苦痛・・・・・・・残される家族への心配や、社会的な役割の喪失にかかわる苦痛
4.霊的苦痛・・・・・・・・・今までの人生の意味や、死の意味を考える事から来る苦痛
身体的苦痛だけにとらわれない、総合的な苦痛の緩和を目指す事が重要といわれています。
いわゆる「トータルペイン(全人的痛み)」的見方です。
特に、「4.霊的苦痛」は重要です。
このことは別の機会にお話ししたいと思います。
死生学では、
「死を見つめることは、生を最後までどう大切に生き抜くか、自分の生き方を問い直すことだ」
といわれ、特に余命を宣告された人の心のケアの重要性を訴えています。
その「死生学」の大切な点と限界の両面を知ることが大事でしょう。
ブログではとてもまとめきれませんので、一冊の小冊子にしました。
現在、無料で提供しておりますので、参考になさってください。

