夏のうだるような暑さ
大人がやられる位ですから
抵抗力の無い子供はもっと大変
子供は、大人に比べて
体温調節の機能が低いので
外気温と冷房の効いた室内を
出入りしているだけでやられてしまいます
その為、体力が落ちてしまい
冷房で冷やされた汗が体温を奪い
夏風邪の原因となります
その夏風邪の一種が
ヘルパンギーナです
コクサッキーウィルスによる
ウィルス性の風邪で
症状としては
・突然の発熱(39℃~40℃近く)
だが、数日のうちに治まる
・口の中に水疱(水ぶくれの様なもの)
↑これが破れて膿が出たり
口内炎になったりする
口の中の痛みが強い為 飲食がしづらくなり
脱水症状を引き起こす事も
数日の辛抱ですが
熱く無い物や、酸味などの刺激を避け
口当たりの良い冷たい物等を与え
脱水症状を起こさない様に注意しましょう
重症化するのは、稀で
投薬などもせず、自然回復するそうです
ただ、急激に熱が上がる為
熱性けいれんを起こす事があるのと
↑体を硬直させて手足がガクガクする
目がうつろか閉じている
唇が真っ青になる
極稀に
急性脳炎
↑意識障害、けいれん、嘔吐
黒目が目の下の方に落ちる
ウィルスや細菌が脳に感染して引き起こす
髄膜炎
↑発熱、嘔吐、首を曲げると痛がる
頭頂部の辺り(大泉門)の膨張
けいれん、意識障害
ウィルスや細菌が脳を覆う髄膜に感染し
急性心筋症
↑発熱、嘔吐、体温と比例しない頻脈、胃腸症状
倦怠感を伴う呼吸困難、低血圧咳、頭痛、咽頭痛
全身倦怠感等の風邪様症状や吐き気、嘔吐
腹痛、下痢などの消化器症状が初めに出て
その後に、動悸、胸痛、不整脈、息切れ
夜間の呼吸困難(仰向けに寝ると悪化、座ると楽になる)
足のむくみ、顔が青白くなる不整脈、失神、手足が冷たくなる
全身倦怠感等、風邪の症状と似ているので
風邪と見分けがつきにくく
症状の殆ど無いのと重症化するものまで幅広い
専門医じゃないと見分けがつかない場合も
あるので、頻脈、胃腸症状、倦怠感を伴う呼吸困難
低血圧を見たら疑いを持つ事が大事
等の重症化するケースもあるので
念のため頭に入れておくと良いかも
熱などの症状は、数日で治まるものの
その後も、2~4週間は
唾液等の飛沫感染
排泄物からもウィルスが発生するので
手洗いなどの注意が必要です
潜伏期間は2~4日で主に
乳幼児に感染します
コクサッキーウィルスには仲間が何種類かいる為
一度かかれば終わるわけではありません
うつったとしても、ひどい症状にはなりにくいので
症状が治まれば通園、通学は
許可されるそうです
夏風邪の代表格にしては
あまりなじみの無いヘルパンギーナ
弱っている時なら
大人でも感染する恐れがあります
あと もう一息
厳しい夏を上手に乗り切りましょう
ではでは