産まれた土地の産土神様に会いに秋田県北秋田市阿仁町へ行ってきました!!
目的のひとつ
産土神様へ感謝の意をつたえる事
もう一つの目的は
今年3月31日に亡くなった父の軌跡を辿る事
秋田内陸縦貫鉄道に乗ってしばらくして目に入ったのが
「運転士」さんの名前が書いてあるプレート
まさかの「母の名前」と同じ
男性なので
「子」はついていませんでしたが
「子」を付けたら「母の名前」
漢字も一緒
偶然のいたづら?!
早くも何かに導かれているような
不思議な高揚感
旧国鉄に勤めていた父は当時
日本一の銅産を誇った秋田県北秋田市の
阿仁合駅で車掌として勤務していました
父が勤務していたであろう駅舎に降りると駅前の駐車場には
No.111の車
(私の生まれながらにもっている数字が1だそう)
産土神様のウェルカムメッセージ?
私はその阿仁町で3才まで過ごしました
阿仁駅の近くには
当時の繁栄を偲ぶことが出来る
伝承館や異人館がありました
政府高官や迎賓館として利用されていた異人館
鹿鳴館やニコライ堂に先駆けて建設されたものだそうです
異国情緒漂うルネッサンス式ゴシック建築
こんな山間の田舎に
最先端の技術が取り入れられて
全国各地から優秀な技術者や科学者、商人が訪れ
当時の日本の文化、産業を支えていたなんて驚きでした
目的の氏神様について
町の人に聞いてみましたが
分かる人には会えませんでした
そこで現存する神社を全部巡ってみました
どこの神社にも宮司さんはいらっしゃいませんでした
途中で町の診療所が新しく建設され
古い建物を解体している現場がありました
私はこの診療所で生まれたのかもしれないなぁ~
なんてと思うと
すっかりなくなってしまう直前に
この地に来れた事感慨深い!
この近くできっと遊んでいたんだろうなぁ~なんて思って
向かいに見える山並みと空気も
懐かしく感じる
そして離れた場所にもう一つ神社がありました
時間があったので地図を頼りに
向かってみました
歩くこと20分
国道の脇に標木をみつけました
ひとりで行くのは少し心細かったのですが
せっかくここまで来たので向かってみました
辿りついたところには立派な社がありました
ここの神社にも誰もいないようです
祭事でもない限り宮司さんはいらっしゃらないようです
伊勢神宮からの案内のようなものも張られていましたの
(ちょっとほっと安心)
でも、鈴を鳴らすと上からカメムシが頭の上に落ちてきました
カメムシの神様!?
境内で出会った動物や虫は神様だと聞いたことがあります
カメムシさんにも失礼のないようにしなくちゃいけませんね
無事、参拝することが出来たのも束の間
山の方からガサガサと物音!!
地元はマタギの里
クマが出るので有名なところ
クマに遭遇しては大変!!
急いで神社を後にしました
結局、自分が参拝した神社は本当に産土神だったのか?
分からずじまいでした
翌日、神社庁へ電話をして確かめてみました
すると最後に行った神社は
間違いなく神社庁に登録されている神社でした
(良かった~)
でも今は高齢化で人口も減り
宮司さんが行くのも祭事の時だけになっているようでした
今度は祭事の時期に
きちんと参拝したいと思います
秋田内陸縦貫鉄道の車窓は素晴らしく
今では珍しい風景にも出会いました
(はさがけ)
そして父の軌跡も垣間見る事ができました
(伝承館に展示されていた写真:にぎやかだった駅)

目に見えない何か
それを五感で感じる事ができた一人旅になりました
「産土神」はその者を生まれる前から
死んだ後まで守護する神とされており、
他所に移住しても一生を通じ守護してくれるもの
「氏神」とはその人が生まれた土地を守る神。鎮守(ちんじゅ)の神。
<Wikipediaより一部抜粋>


















