練馬区高野台にある利かせる施術の整体院
インコンディションのセキグチでございます。
「野の医者は笑う 心の治療とは何か?」という本を読みました。
京大大学院を出て臨床心理士の東畑開人さんという著者が、
様々なジャンルの
沖縄のヒーラー?癒やしの仕事?をしている人達に取材&施術を受けていく内容の本。
東京でもこういうヒーリングサロンや仕事をしている(副業、本業含め)は多々いるでしょうが、
沖縄という土地の平均収入や女性の離婚率の高さやシングルマザーの多さ等々、
傷ついた治療者たちが行うヒーリングの仕事とその辺の環境の絡みが色々見えてくる。
とはいえ、
著者の性格や文章の読みやすさと
取材を受けた方々の沖縄特有?の明るい性格からか重くなく読めるし、
知らないセラピーや沖縄の面白さが伝わってくる内容でグイグイ読んでしまいました。
後半に著者が沖縄の野の医者(近代医学の外側で活動している治療者)
の大物X氏への質問が、
それまでの本の流れを納得させる返答でして、
その流れを知らないと伝わらないと思いますが、一応抜粋。
「人が癒やされるってどういうことだと思いますか」私は切り出した。「取材しながら、それをずっと考えていたんです」
「うん」彼はじっと続きを待っている。
「スピリチャルの治療と僕が学んできた臨床心理学とは、そこが違うように思ったんです」私は続ける。「たとえば精神分析は悲しいことをしっかり悲しめるように消化することを目指します。だけど、スピリチャルの人は悲しいことを取り除いて、元気になることを目指しているように思ったんです」
「はい」X氏は深く頷く。
「躁状態のことを癒やしだって言っているように思ったわけです。だから、スピリチャルな治療を受けた人はパワフルだし、劇的に治ったって言っているんじゃないかと思うんです」
そう、私は色々な野の医者と会っていて、ここに抜きがたい疑念をもっていたのだ。マブイセラピーのたえ子さんが臨床心理学を笑ったとき、私が笑ったのもそこだ。
劇的な変化と言うけど、それはあくまで躁状態になっただけであって、本質的な部分は何も変わっていないんじゃないか。
X氏は話を聞き終えると、お茶に手を伸ばし,一服した。そして、カラっと笑って言った。
「この世界では、精神医学が言う軽い躁状態を、一番元気な状態だと見ますね。だから、ニュートラルではないんです。軽い躁状態を、よくなる、と言います」
「X先生もそう思っておられる?」
「そうですね。ミラクルっていうのは、そういうことです。そうすると、人はすぐに起き上がることができます。私が目指しているのはそういうことです」
「なるほど」
やっぱりそうだったのだ。
そもそも何が治療なのかが治療法によって違うのだ。
癒やしはひとつではない。
癒やしと言っても、
取材された人達の多くが心理や意識にアプローチする人達がほとんどで(私感)、
身体へのアプローチはしっかり痛みを実感できる系(苦笑)という印象で、
ワタクシのやっている触れ方やアプローチとは違うので、
単純に知らないセラピー含め色々なやり方があるなぁという感じで面白かったです。
自分だったらグラつかない足にして、呼吸が楽にできる身体にして、
その抱えているストレスが薄くなるように頭へアプローチして…とか
読んでいて考えちゃいました。
続編を読みたいやーつ。
オススメでございます。
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