2018
沖縄の【子守唄】
「童神（わらびかみ・どうしん）」
童神（わらびかみ）
天からの恵み 受けてこの地球(ほし)に
生まれたる我が子 祈り込め育て
イラヨーヘイ イラヨーホイ
イラヨー 愛(かな)し思産子(うみなしぐわ)
※愛し思産子…愛しい神様のような我が子
泣くなよーや ヘイヨー ヘイヨー
太陽(てぃだ)の光受けて
ゆういりよーや ヘイヨー ヘイヨー
※ゆういりよーや…芯の強い子
健やかに 育て
暑き夏の日は 涼風(すずかぜ)を送り
寒き冬来れば この胸に抱いて
イラヨーヘイ イラヨーホイ
イラヨー 愛(かな)し思産子(うみなしぐわ)
泣くなよーや ヘイヨー ヘイヨー
月の光浴びて
ゆういりよーや ヘイヨー ヘイヨー
健やかに 眠れ
嵐吹きすさむ 渡るこの浮世(うきよ)
母の祈り込め 永遠(とわ)の花咲かそ
イラヨーヘイ イラヨーホイ
イラヨー 愛(かな)し思産子(うみなしぐわ)
泣くなよーや ヘイヨー ヘイヨー
天の光受けて
ゆういりよーや ヘイヨー ヘイヨー
天高く 育て
天高く 育て
多分、サビを聴くと、
「なんか聞いたことがある」
と思う方も多いと思います。
私もそうでした。
でも、この歌がまさか、
子供のことを歌う母の愛の歌だとは
全然知りませんでした。
歌詞には
「ヤマトグチ」バージョンと
「ウチナーグチ（沖縄語）」バージョンがあります。
特にウチナーグチは、
歌詞の意味がすごく深くて、
沖縄らしくて、すごく素敵なんです。
追加:
サビの『ゆういりよーや』の意味を
保育園の先生が教えてくれました。
【ゆう】と言うのは自分自身の軸。
ヨガでいうと背骨に沿ってチャクラがある
スシュムナー・ナーディに
自分の一本通った軸を
『いりよーや』で『入れる』
という意味で、
芯のある子になるようにとの
想いが込められた歌詞なんだそうです。
ちなみにこの歌を使った方の出身地、
北谷では『ゆう』と言われる【芯】のことを
那覇では『そう』と呼ぶそうです。
ウチナーグチ（沖縄語）バージョンの歌詞
１．天(てぃん)からぬ恵み 受きてぃくぬ
世界（しけ）に 生まりたる産子（なしぐゎ）
我身（わみ）ぬむい育てぃ
イラヨーヘイ イラヨーホイ
イラヨー 愛（かな）し思産子（うみなしぐゎ）
泣くなよーや ヘイヨー ヘイヨー
太陽（てぃだ）ぬ 光受きてぃ
ゆういりヨーや ヘイヨー ヘイヨー
勝さ（まささ）あてぃたぼり
２．夏（なち）ぬ節（しち）来りば
涼風（しだかじ）ゆ 送（うく）てぃ
冬ぬ節（しち）来りば 懐（ふちゅくる）に抱ちょてぃ
イラヨーヘイ イラヨーホイ
イラヨー 愛(かな)し思産子（うみなしぐゎ）
泣くなよーや ヘイヨー ヘイヨー
月ぬ光 受きてぃ
ゆういりヨーや ヘイヨー ヘイヨー
大人（うふっちゅ）なてぃたぼり
３．雨風（あみかじ）ぬ吹ちん
渡るくぬ 浮世（うちゆ）
風（かじ）かたかなとてぃ
産子（なしぐゎ）花 咲かさ
イラヨーヘイ イラヨーホイ
イラヨー 愛（かな）し思産子（うみなしぐゎ）
泣くなよーや ヘイヨー ヘイヨー
天（てぃん）ぬ 光受きてぃ
ゆういりヨーや ヘイヨー ヘイヨー
高人（たかっちゅ）なてぃたぼり
（意訳）
1.天からの恵みを受けて
この世界に生まれたる我が子
私が守り育てる
愛しい我が子よ
泣くなよねー
芯の強い子
太陽の光を受けて
霊験あらたかな人になってね
2.夏が来れば涼しい風を送り、
寒い冬が来れば懐に抱いて育てるよ
泣くなよねー
芯の強い子
月の光受けて 大人になってね
3. 雨風が吹いても渡るこの世界に
風よけになってあなたの花を咲かせたい
愛しい我が子
泣くなよね
芯の強い子
天の光受けて
霊性の高い人になってね
素晴らしい
今日から我が家の子守唄は
【童神】一本でいかせていただきます。
歌のエネルギーが凄すぎて
本当に健やかに育ってくれそう！
子守唄を歌わせてもらえるほど
小さい子供がまだいてくれて
本当にありがとう
※不機嫌
そして、この歌を、子供ではなく、
ソース（神、宇宙）目線で
自分のために歌うのもオススメです。
自分がもし神様なら、
人間として生まれた【私】に
こんな風に優しい愛のある視点を
持ってくれるんだろうなと思います
つまり、
「愛されてる」っていう感覚に
戻りやすくなります。
現状、どんなことになっていようが、
無条件に
「愛されてる」って思えたら
ただただ幸せでしかない
愛を受け取る身体作りに
すごくいいと思いました
