周りに人がいることを
僕らは当たり前に感じていますよね。
でもそうじゃない人にとって
幸せとは、
誰かの温もりを感じられることや
その場に存在していると思えること
なのかもしれません。
僕が通っていた高校はキリスト教系の学校で、
毎週一回チャペルの時間に牧師さんの説教がありました。
(ちなみに洗礼は受けてないです。)
とある牧師さんは
生活保護を受けている方やホームレスの方に
毎週炊き出しをしていて、
彼らとのエピソードをよく話してくれました。
話の締めくくりにはいつも
「一度話してみてはどうですか?
みんなが思うほど彼らは怖い人間ではない。
普通に家族や友人がいて、普通に仕事をしていた人たちです。」
と言っていたので、
ある時僕は学校の帰りに
公園でじっと座っているおじさんに
声をかけてみることにしました。
缶コーヒーを二つ買って近寄り、
「おっちゃん、
間違って二つ買ったけん飲まん?」
と言うと、
おじさんは満面の笑みで、
「おお、ありがとう。お前いいやつやな。」
と返してくれました。
よくよく話を聞いていると
おじさんは生活保護を受けているらしく、
近くのアパートに一人で住んでいて
ほぼ毎日この公園にいるんだとか。
「おっちゃん何で毎日公園におると?」
と純粋な質問をした僕に、
おじさんはこう答えました。
「一人で家におっても暇やろうが。
公園なら人がおるけん少しでも気が紛れるったい。
俺も昔は友達がいっぱいおったんやけどな。」
その後もおじさんの昔話をたくさん聞いたのですが、
最後に言った言葉が
家に帰ってから僕の頭でぐるぐると回っていました。
「俺みたいになるなよ」
言われた瞬間に
「何言いようとおっちゃん!」
って冗談でも言えませんでした。
一人で毎日公園にいて
本当は死ぬほど寂しいはずなのに
僕の背中を押す精一杯の言葉だと思ったら、
胸がぎゅーっと締め付けられました。
僕らは当たり前のように
いつも誰かがそばにいるのに
おじさんはまた明日から一人なのかなって思ったら、
自分の境遇に感謝せずにはいられませんでした。
考えてみてください。
誰もそばにいない世界を。
いつもそばにいてくれるあの人や
ちょっと嫌いなあの人にも
優しくなれるはずです。
人の温もりを感じて、
自分がここにいると感じられる。
それが実は、
一番の幸せなのかもしれませんね(^ ^)