このシリーズは競った展開になるはずだった。
ウエスタンカンファレンス4位のマーベリックスと5位ジャズのシリーズ。
ドンチッチがいつ帰ってくるのかにもよるけど、ドンチッチ不在の影響は大きいと予想して、ジャズの4勝1敗と考える。
ジャズが先勝しての第2戦。
・ドンチッチ欠場
シーズン最終戦で負傷したドンチッチはこの日も欠場。
ドンチッチ不在が続く。
マーベリックスはドンチッチのチームであり、ドンチッチがいないとオフェンスパターンがガラッと変わってしまう。
さすがにドンチッチ不在は大きい。
・ジャズもパターンは少ない
ドンチッチ不在でマーベリックスは大きく戦力ダウンだけど、ジャズも元々得点パターンの多いチームではない。
困ったときのミッチェルやクラークソンというのはあるんだけど、それだけでは物足りない。
ゴベアはアリウープを決める力はあるけど、ゴベアへのパスは上手く入らない。
ドリブルしてもキックアウトパスをしてもカットされてしまうゴベア。
せめてチームとしてゴベアに合わせてほしいし、ゴベア個人ももうちょっとオフェンスのパターンがほしい。
・ゴベアの弱点
ディフェンスオブザイヤーの得票で3位に入って、まだまだディフェンスではトップクラスのゴベア。
そんなゴベアにもディフェンスの弱点はある。
一言でいうとアウトサイドのディフェンスが弱い。
これはチームとしての方針かもしれないけど、カットインしてくる相手に対して必ずゴベアはヘルプにいく。
リムプロテクターとして超一流のゴベアがいるチームとしては当然の策。
でもゴベアのマークマンを空けるわけだから、そこをカバーしないといけない。
この試合ではそれができていなかった。
それとマンツーマンで外のディフェンス。
ゴベアはマークマンを少しだけ離す傾向にある。
相手がアウトサイドシュートの調子が良い日は厄介。
少しだけ空けた空間からシュートを打ってくる。
・ブロンソンがいる
マーベリックスの危機を救ったのはブロンソン。
普段はドンチッチがベンチの時間にコントロールする役目があり、ドンチッチのオフボールでの動きを作るときもたまにもボールコントロールをしている。
そのブロンソンがドンチッチ不在の試合では試合中ずっとボールコントロールの役割を担う。
42分41得点8リバウンド5アシスト
ドンチッチか?というスタッツ。
完全にドンチッチ欠場の穴を埋めました。
それに今はディンウィーディーもいる。
ブロンソン1枚だけではないのは心強い。
40分17得点4リバウンド6アシスト
ドンチッチ?というほどのスタッツではないけど、バランスの良いセカンドハンドラーとしては申し分ないスタッツ。
2人のスタッツがこのまま第7戦まで続くとは思わないけど、このいう試合を挟みつつ、ドンチッが帰ってくるのを待ちたい。