概要👉
中国の経済的な苦境が凄まじい。2025年の1~9月までで、中国の上場企業5300社のうち、最終赤字となった企業の割合が24%に達している。実に4社に1社が赤字。 不動産バブルの崩壊の影響が大きい。
不動産不況が輸出製造業の生産過剰を生む👉
この不動産不況は中国経済に大きな重石になっている。 中国で建てられたマンションは50億人分も言われる。中国人が全員住んでも余るほどのマンションが建設された。日本のバブル期とは規模が違う。バブルの絶頂期には、深圳のマンションの年収倍率は57倍、北京は55倍だった。
中国では個人破産制度が未だに不十分👉
バブル時代に締結したローンをずっと支払わないといけない。債務の重みに押し潰される環境下で、小さかった中国の消費能力は縮小した。大不況の中でバブル期のように稼ぐことが難しくなり、ローンの重みは増している。
中国の製造業の生産過剰につながる👉
国内で売れないのであれば、世界に向けて売るしかないので、世界中に異常な輸出を行っている。 世界に向けた輸出の原因は、中国の消費能力の小ささだけに起因するものではない。
中国政府の産業政策である「中国製造2025」👉
製造業の強化政策が取られ、ここに過重な産業補助金が加わることで、必要以上の生産につながる構造が作られている。
大混乱に陥る中国の巨大太陽光事業👉
中国の太陽光パネル事業者に対する補助金は、場合によっては製造コストの65%に達する。 製造コストの65%を補助金で賄える中国と太陽光パネル生産で競争しても、先進国は勝てない。産業補助金によって、中国の太陽光パネルの生産能力は全世界の生産能力の50%を占め、現在中国の太陽光パネル輸出は、世界全体の輸出額の80%以上を占めるに至る。ソーラーパネルに使えるグレードの金属シリコンの価格は、最も値段が高かった2022年の春頃には、1kgあたり39ドルだったが、今や5ドルまで下がっている。85%から90%の大暴落。
EV(電気自動車)の状況👉
中国は全世界のEV生産の60%を占めているが中国の新エネルギー車の工場稼働率は50%程度にすぎない。もし新エネルギー車の工場稼働率が100%だとしたら、中国だけで全世界のEV需要の120%ほどが生産できることになる。 リチウムイオンバッテリーの生産でも、中国のシェアは70%を超えている。 全世界のEV電池の供給能力は、需要量の3.4倍。このうち7割が中国としても、中国1国だけの生産能力で世界全体の需要量の2.4倍に達している。 異常な補助金を付けることで過剰すぎる生産能力を生み出しているのが中国。過剰生産によって過当競争が進展し、これにより価格競争が生まれ、補助金目当てで参入してきた企業が価格競争の中で疲弊するという事態を生み出している。
矛盾の象徴?がBYD👉
BYDのEVの新車販売台数は2020年にはまだ20万台にも及んでいなかったが、2024年には427万台に達し販売台数を伸ばしていった。BYDの光の側面ばかりに注目が集まっているが、BYDには裏側がある。BYDが公式に発表している負債は2024年6月末時点で277億元(6000億円)だった。
実質的な債務総額は3230億元(約7兆円)に達していた?👉
BYDは2020年ごろから独自の電子手形による支払いシステムであるDチェーンの運用を本格化させる。Dチェーンと呼ばれる電子決済の手形もどきをサプライヤーに発行し、このDチェーンをサプライヤー同士の取引においても流通させている。マネーの代わりにDチェーンを流通させ、BYD本体はできる限り現金の支払いから逃れようとしている。BYDがそんなことをするのかといえば、中国国内の過当競争の中で現金が圧倒的に不足するから。Dチェーンによる支払い遅延はその後も増え、実は5000億元(11兆円)に達しているのではという話まで出てきている。
BYD問題を第二の恒大集団になりかねない👉
過剰生産のためにBYDは25年3月末の在庫が1500億元(3兆3000億円)に達しているとか、走行距離ゼロの車が中古車として流され、中古車として売られているといった、信じられない話が出ている。
中国国家のいびつな産業政策👉
資本主義のもとでは生まれようのないレベルの過剰生産設備が作り出され、これにより中国国民も中国企業も大いに苦しむ。過剰生産が全世界へ異常な輸出につながり、世界各国の製造業を潰す力となり、苦しみが中国国内に留まらず、全世界を苦しませる。
【CM】
ニンチになってネ〇トで誹〇中〇行為をしている老害...
弁護士通して開示請求してみたら...こんな奴w
老害はバカ面晒されて笑われるだけw 名〇と自〇晒していいっすか?
無駄に長生きするのやめてもらっていいっすか?

