“許し”って？
おはようございます。
イムズ心理応用研究所の吉永です。
最近、なぜか恋愛や夫婦関係
に関するご相談が急増しています。
なかでも、お相手の“浮気”に
関するご相談が多いのですが、
これって、私自身の“ヨコシマ”
に対する警告やったりして（笑）
冗談はともかく（？）
一方で、そんなパートナーの
“浮気”という出来事を、
うまくご自身の“糧”にされた
クライアントさんもいらっしゃいます。
☆“許し”って？
### 本日のご質問 ここから（要約）###
最近（※当時）、旦那の浮気が発覚し、
本人もそれを認めました。
『裏切られた』
と思うと、行き場のない怒りが
込み上げてきて
気が狂いそうになります。
### 本日のご質問 ここまで（要約）###
昔の神話に、
『怪物を殺そうとしない英雄』
の話があります。
その英雄は、ただその怪物を
見つめるだけで、
逃げようとも闘おうともしません。
それだけでなく、
『オマエが私に教えるものは
いったい何なのか？』
とさえ尋ねるんだそうです。
そして・・・
やがて怪物を彼の盟友
にしてしまう、というお話です。
この神話の英雄のように、
あなたも怪物、
・・・目を背けたく
なるような悩みや問題・・・
を自分の盟友にすることができます！
でもそれには、
ちょっとだけ勇気を出して、
自分の思考や判断、感情の
絡まない、
《真実》
と対峙することが必要です。
例えば、
『旦那が浮気をした
・・・彼は私を裏切った』
こんなケースで、
彼女が旦那さんを責めるのは、
行き過ぎにならない限り、
一見、世間的にも十分受け入れ
られることかも知れないですよね。
浮気をしたのは
“旦那さん”なんですから。
『旦那さんに裏切られた！』
という彼女の“考え”は、
ごくごく当たり前
のようにも見えますし、
同情の余地だって十分にある
ことでしょう。
でも、本当に彼女は、
『旦那さんが自分を裏切った』
のだと、断言することが
できるでしょうか？
もしも彼女が、
本気で怪物の持つ力さえも
自分のエネルギーに変えてしまおう、
と考えるならば、
このことが本当に、
《真実》なのかどうか、
もう一度よ～く見てみる
必要があるということなんです。
なぜなら、
『旦那は私を裏切った』
・・・その“考え”には、
彼女の主観的な判断や感情が
少なからず含まれているからです。
真実というのは、
主観的な思考や判断、
感情、感覚が絡まない、
《客観的な事実》
のことを言います。
つまり、このケースの場合、
『旦那が私でない女性と食事をした』
『旦那が私でない女性と手を繋いで歩いた』
『旦那が私でない女性と一夜を過ごした』
ｅｔｃ・・・
彼女が、旦那さんと相手の女性の
どの場面を目撃したのか、
あるいは“シッポを掴んだのか”は
皆さんのご想像にお任せしますが（笑）
客観的な事実というのは、
“ただそれだけ”なんです。
そもそも、旦那さんの
浮気の動機が、本当に、
『彼女を裏切ること』
であったのかどうか、
その本当のところは
旦那さん自身にしか
わからないことですよね？
ちょっと想像してみてください。
この“浮気された彼女”が
もしもあなただったとして、
あなたが、
『旦那は私を裏切った』
という“あなた自身の考え”
に縛られてしまっている時、
あなたは、大好きな、
・・・気が狂いそうなくらい
怒りに溢れてしまうほど大好きな・・・
旦那さんとの距離を
縮めているでしょうか？
それとも大きく引き離して
しまっているでしょうか？
もしも大きく引き離して
しまっているとしたら、
それは本当に、
“あなた自身が望んでいること”
でしょうか？
それに、あなたがその考えに
囚われてしまっている時、
あなた自身の心のうちは、
快適だと思いますか？
それとも不快だと思いますか？
もしも不快だと感じるなら、
そんな状態で、あなたは果たして、
“本当に望んでいること”
のためにエネルギーを有効に
活用することができるでしょうか？
そもそも、そんな状態の時に、
『自分が本当はどうしたいのか』
ちゃんと見極めることが
できるでしょうか？
念のため申し上げておきますけど、
もちろん、こんな（？）私だって、
浮気した旦那さんの肩を持つ
つもりはさらさらありませんよ！
でも、もしも彼女が、“真実”と
向き合うことから逃げてしまって、
旦那さんや浮気（？）相手や、
出来事（状況）を責め（続け）るという、
『不快な快適領域』
に安住してしまうのであれば、
彼女がこの出来事（状況）から
得るものは、
ある程度までなら
世間的には正当化されるかもしれない
“怒り”や“憎悪”・・・
といった感情（創造）のエネルギー
だけになってしまいかねません。
こういう考えに囚われている間は、
得てして自分が本当はどうしたいのか
さえもわからなくなってしまいます。
一時的な感情に飲み込まれたまま、
結論（言葉や行動）を出してしまい、
後で後悔し（続け）てしまう
ことだって考えられなくもありません。
だとしても、もしもあなたなら、
こんな考えをこのままずっと
持ち続けたいと思いますか？
真実と真正面から
対峙してみたら、
もしかしたら、そこには、
たとえ浮気とは別の形であっても、
何らかの形で、
『“私が”彼を裏切っていた』
という“客観的な”事実が
隠されているかもしれません。
もしかしたらそのことが、
彼にいつの間にかストレスを
与えてしまっての、
“浮気という結果”
・・・だった、
のかもしれません。
自分の内側にあるものが
そのまま投影されているのが、
今、目の前にある物理的な現実
であることは確かですからね。
実際に私の個人セッションでは
ほぼ１００％のクライアントさんが、
そういった何らかの“気づき”
を体験していらっしゃいます。
そして、この気づきが、
これから先の恋愛関係や夫婦関係、
あるいは人間関係全般において、
あなたの強力な“盟友”
になるのです。
実は、この“彼女”も、
浮気とは違う形で、
『私が彼を裏切っていたんだ』
ということに気づかれ、
それを旦那さんに誠意を持って
謝罪されました。
その結果、彼女は今、彼と
幸せに暮らしているだけでなく、
お腹の中の赤ちゃんとも
一緒に暮らしています！
彼女は、怒りに満ち溢れている
状態では想像もできなかった現実を、
実際に“創造”することが
できたんです！
（結婚して７年目でできた赤ちゃんです！）
ところで、もちろん真実と
真正面から向き合う際には、
人によっては多少痛みを
伴うかもしれません。
でも、私の大っ嫌いな
歯医者さんでも、
（歯医者さん、ごめんなさい；）
最近は積極的に無痛治療に
取り組んで頂いているように、
できるだけ痛みの少ないように、
あるいは全く痛みを感じずに、
真実と対峙できる方法もあるのです。
そのひとつが、私自身も、
今もクライアントさんとともに
実践し続けている、
①感情（出来事・状況）を
しっかり感じ（体験し）たうえで、
②思考を点検する、
という方法です。
歴史（？）と経験によって
複雑に絡まった思考や判断、
それに感情や感覚が、
だんだん解れていくにしたがって、
しだいに出来事や状況を
受け流すことができるようになり、
その結果、身も心も軽やかになって、
人生の自然な流れに、簡単に乗る
ことができるようにもなります。
ちなみに、“受け流す”というのは、
“許す”ということと
ほぼ同義語だと私は考えています。
この“許す”ということ、
それを、私自身は、
『自分の内側にあるものと
正面から対峙することを怖がって、
彼ら、彼女らの行為をいつまでも
利用するのをやめること』
というふうに
捉えているのですが、
まぁ、定義はともかく、
最近読んだある本によれば、
許すというのは感謝と同じくらい、
私たちの創造に大きく影響する
『徳』
なんだそうですよ！
もちろん、私もまったくの
同感です。
願望を宇宙に正しくオーダーするための３つのステップ、
そのエッセンスを実践的に学んでみませんか！
よろしければこちらもお願いいたします！
にほんブログ村
いつもありがとうございます！
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございました！