自然に身をまかせる。まだ夜が明けてもいないのに、季のかわる音で目が覚める。柔らかくまだ見ぬ片翼を呼ぶ彼らの愛の表現方法は、目を合わせなければなんと美しいのかしら。きっと美しさを全て音色に変えてしまったのね。もし彼らが音を見失う様な事があるのなら、この世で一番美しい個体になるんじゃないかしら?そんな事を思う夜明け