高校の倫理授業でプラトンの考え方苦手~アリストテレスの方がいい~
などと、短絡的若造だった私はバイト先で短絡的発言をしていたらしい
らしい、というのは話した本人がコロッと忘れていたからだ
バイト先の先輩は短絡的若造の私を憂い案じ、わざわざ翌年の年賀状に切々と注意をボールペンで書き埋めてくれていた
その内容より(ヲイ)長文を時間をかけて書いてくれた事に、私はとても感激した
とても大事に保管していた
しかし、ある日、ある者の強奪により大切にしていた家財の殆どと共にこの年賀状を無くしてしまった
読み返したくても、もう二度と叶わない
(この時の様々な喪失が二次障害発症の引き金の1つだった)
積み上げたものを無くすというのはある意味人生の喪失に等しいと思う
思い出の喪失は依り代を無くすに等しいとさえ思う
帰る場所のない者には心の中に帰郷するものが必要だと信じ支えにしていたものを無くし、
激しい怒りと悲しみと無力さを悔いたあの頃を、
Eテレの番組を見て思い出した
番組はまぁ面白かったので、来週も見よう
アガトン、どんまい
君はとりあえず当時はソクラテスより美しくエロース神に愛された存在だったと思うよ
会った事はないけれど←