仮性の陥没乳頭は、授乳期になると乳頭の固い組織が柔らかくなって、授乳のときに吸ってもらうと良くなることが多いようです。
したがって、このような場合は、形にたいするコンプレックスがあっても手術などはしない方が良いかと考えます。
手術した組織は、瘢痕といってより固い組織になります。
手術したことで、かえって乳頭部分が固くなり授乳をさまたげると困りますよね。
また、乳頭は乳管という母乳の通り道が10~15本くらい集まっています。
手術でこの乳管を傷つけると、母乳は出なくなります。
慎重に考えてください。
真性の陥没乳頭は、乳管の形成不全があります。
治療は、形成外科で行います。
授乳前であれば、健康保険診療になります。
しかし、手術しても再発する確率も高いようです。
経験の多い施設で相談してみましょう。