雪のあまり降らない土地で生活したいる人は知らないだろうけど雪は暖かいのだ。実家は福島の南にある盆地で、それはそれは寒い地域だ。子供の頃、あまりに気温が下がってくると、大人たちは言ったものだ。
「雪でも降ってくれないかな」
と。豪雪地帯でもなかったし、みんな若かったものだから、寒いよりは多少の雪が降って、暖かくなった方がいいとみんなが考えていた。けれどそれが俗なものだったかは、気温を測ったわけではないので確証はない。
しかし、昨日、その田舎の友人と電話で話したら、当時と同じことを言っていて驚いた。
その彼は、今年は雪がほうきで履けば済むぐらいで楽だが、その代わり家の中の水道が凍るぐらいに冷え込みが激しく、これなら雪が降った方がましだという。降れば降ったで、降らなければまた別の悩みが生じる。暑い夏にしろ、季節によっての悩みは尽きない。だからこそ自然は愛されるのだろうか。人智の及ばないところにある魅力とは強烈なものだ。
昨日、有酸素運動を兼ねてちょっとした買い物に出かけた。このところ体調も良くペダルもすいすいこげるようになって、それを実感しながら体を動かしていたのだが、そう思った途端にペダルが重く感じた。
そんなに思いによってペダルの軽重が変わるものかと感心していたら、違っていた。後輪を見たら空気が抜けている。
ええ、
さっきまで普通だったのに。ましてや空気はいらたばかりの記憶もある。仕方なしなし買った自転車屋までやっとの事で運んだのはいいが、修理をしてもらったら後輪だけではなかった。前も後ろもだ。
自転車屋さん曰く、
「いたずらですね」
自転車は集合住宅の玄関の前に止めてある。それ以外駐輪した覚えはないから、誰かがわざわざ玄関前まで来てタイヤに穴をあけて行ったのだ。昼間は我が家の犬が敏感に感じて吠えるから、おそらく夜か朝方だろう。ひどい話である。犯人探しというのはある意味酷なものである。怪しいと思えば建物中の人が怪しい。外部の人が怪しいとなれば出入りの全てが怪しい。近所の中学生?高校生?あの人たち? となるのだ。
以前はサドル泥棒が頻発した。盗んでは bwつの場所に捨ててある。しかし、自分のサドルであるという確証はない限り、それらは放置され、みんなサドルを買いに走った。一軒で二つも三つもである。
そんなこともあって、冗談で犯人は近所の自転車屋じゃないかなんてこともまことしやかに囁かれたものだ😁
でも今度のは悪質だ。家の前で、しかも建物の中だということや前後輪の両方を刺したことなどそのやり口があざとい。これからしばらく気にしなくてはならなくなったことも嫌だ。こういうことで体に負担をかけるのも嫌なのである。犯人はまさかアドレナリンを上げさせて血糖値を上昇させようなどとは考えていないだろうな。