ジュネーヴ・コアントラン空港的晴れ
秋だね。きれいなイワシ雲が見えた。しかし、詩人にはなれなかった。
ロシア映画「父、帰る」を見始めていたら、ドあたまのシーンで以前見たことが分かった。どうして、どこで見たんだろうか。思い出せない。親父は救われないねの典型的な映画だ。12年ぶりに家になんか帰ってはいけないのである。その点、「ひまわり」は、悲しいけれど家には帰らない決断をする。しかし「火宅の人」は結局、家に帰るんだね。いしだあゆみの勝ちである。「失楽園」は、男女ともこの世に帰らない決断をするし。「猿の惑星」はどうなるのだろうか? 地球に帰れるのであろうか。壮大なドラマだが未見である。爺としてはどっちでもいいが。寅さんぐらいがちょうどいいか、帰ったり、帰らなかったり。浦島太郎はちょっとつらいけど。
♪あなたなーらどうする。なーくのあるくのしんじゃうのー。
極端過ぎる決断だ。やっぱり、いしだあゆみの勝利か。
「幸福の黄色いハンカチ」のドラマ版を再放送で見た。映画では高倉健に、ドラマでは阿部寛に殺されたやくざというかチンピラというかの人生が完全に無視されている。主役の機嫌が悪かっただけで殺されているにもかかわらず、どうしようもなく悪者扱いだ。殺人という山場で盛り上げていながら、それをないがしらにするにもほどがある。あんなにも沢山、同じハンカチが売っているとも思えんし。どうしても色の違うハンカチがまじるんでないかい。北海道弁である。それでいいのかボブ・グリーン。
こんなことを秋の夕暮れの公園で考えながら1本だけ飲んだんだ。
