蒸す秋晴れ
予言した通り、三連休は公園三昧。中島らもの短編集「エキゾチカ」を読みながら発泡酒をすすませる。最近、一度に6本買うのが習慣になっていて、その異常事態をなんとか打破しなければと、飲みながら考える。
身体を壊すか、金に困るか、禁酒法を施行するか三択の問題だが、どれも嫌だ。ましてや自力で我慢するなんて出来そうにない。
そうそう、近所で開催された流鏑馬見物に行ってきた。高田馬場の穴八幡神社で行われるはずの行事だが、神社が狭く箱根山公園に移行しての開催だ。見に行くのは3回目だが、そうなるとなんというかドキドキ感が無くなってきて、勝手にやればなどと不謹慎なことを考えてしまう。結局、2頭が疾駆するのを見ただけだったが、それも見えないくらいの距離からだった。しかし、それでも馬の嘶きにひずめが土を蹴る生の音は何かを思い起こさせる。
爺が御幼少の頃、住んでいた場所は城下町だったから、馬市なんかもあって、わりと普通に馬が道を歩いていたし牛も闊歩していた。馬も牛も大八車に荷物を乗せて歩いていたのだ。大人しそうに見えても、近くに寄ると、とても怖かった。
怖かったといえば、父親の実家に遊びに行くと玄関の中に、馬小屋があってそこには勿論馬が飼われていて、薄暗い中に潜む黒い馬のぎょろっとした大きな目は子供心に恐怖を与えるのに十分だった。
考えてみれば、人家の玄関で、しかも囲炉裏の近くで飼われていた馬は大事にされていたってことの証だろう。百姓は馬を死なせたり、怪我をさせたりするとお上からの罰則を受けたというから、その名残りが昭和まで続いていたってことだと思う。
でも、多分、決まりがなくとも温かい場所で飼っていただろうとも考えられるけど。もっとも実家は茅葺きの江戸時代からの家屋だったけれど。
日本の伝統行事には必ずって言っていいほど外人さんが見物に来ている。それはいいんだけど、そんな外人さんは日本人の細身で少し知的そうな女性と一緒なのは法律的には許されるんだろうか。議論の余地はあると思う。爺がパリに行った際にはよろしく、パリジェンヌ。
秋の下 読書邪魔する 銀杏よ
あ、公園の銀杏にギンナンの実が沢山成ってました。そんなにーというほどみんな欲張って拾っていきましたが、爺は三つだけ持って帰りました。丁度、家族分、これぐらいが丁度いい。
銀杏BOYZは貰ってもいらないから。
※写真は、馬が通り過ぎてからシャッターを押した間抜けなものと読書の邪魔をした匂いのきついギンナンさん。

