昨日、Business Writingに関する研修をうけました。研修といっても、オンラインで提供される50分程度の研修で、教材を読んで、最後に簡単な質問に答える といった程度のものですが・・・。今日は、その中からいくつかピックアップします。(以下は英文の教材をざっと読んだ程度で書いているので、解釈が間違っているかもしれません。) えっ


1 主語(行為者)の区別

"I"、”We"、"You"あるいは無生物主語(No-One)で文章のトーンが変わる。"I"は書き手のPerspectiveが強調され、Youは場合によっては命令や威嚇というニュアンスにとられる。 例えば、"You must submit...," という表現は相手に不快感を与えかねないので、"Please submit..."のような形にするのが望ましい。 "We"は、書き手と読み手の間の結びつき(relatioship)を重視するので共感を得やすい。(特に悪いニュースを伝え、情報を共有するような場合には最もソフト。)無生物主語(No-One)は、冷淡で事務的・官僚的な印象を与えるので望ましくはないが、常に不適当というわけでもない (例としてYou must submit → Please submit)


2 文章は短くする

基本的に文章は短くするが、短い文章を連続させるとリズムは悪くなる。 文章の長さに変化を持たせ、文章にリズムをつける(これはかなり難しいです。)


3 Confident Writen Communication

相手を説得したり、一定の行為を要求する場合、 " I hope " I trust " I believe " を使用するのは不適切。

同様に、 "Generally " Likely " May " Including " Approximately "なども不適。


4 Active vs. Passive

原則としてActive voice(能動態)を用いる。


(例) The stock was purchased based on our analysis of its performance.

         ↓

   We purchased the stock based on our analysis of its performance.


ただし、以下の場合にはPassiveを用いるのが適当

 (1) 行為者が不明な場合

 (2) Gender Biasを避けたい場合

 (3) 行為者よりも行為そのものを強調したい場合

 (4) 受動態を用いる方が、語感、リズム、文体などの点で望ましい場合(これも難しいです。)

  (When passive voice creates a better sound, rhythm, syntax, or other stylistic effect, use passive voice.)


5 Be postive

Negative words は極力用いない。


(例)We are unable to process your request until we receive the document.

       ↓

   We will process your request as soon as we receive the document.


6.Paragraphの長さ

特別な決まりはないが、「1パラグラフ、1アイデイア」が原則。1パラグラフが1~2の文章でも良いが、複雑なアイディアの場合は、もっと長くなるだろう。しかし、センテンスが10を超えるのは不適当。その場合には、パラグラフを分ける。