主宰の住吉です。
4記事にわたるチュートリアルにお付き合いいただきまして
まことにありがとうございました。
動画で「インプロゲーム大図鑑」を作る
という構想は5年以上前からあったものの
なかなか実現に踏み切れずにおりました。
まず、十分な環境が整っていなかった事
いっしょにやってくれる仲間がいなかった事など
さまざまな理由がありますが
最大の理由は
「自分がインプロを説明するなんて畏れ多い」
という気持ちです。
それは、もちろんいまもあります。
そしてこれからもずっと持ち続け、
問い続けていくことになると思います。
ただ、やってみたいと踏み切るきっかけがありました。
2014年の1月に
インプロ・ワークスさんのシアタースポーツ(即興チームバトルのショー)
に出演させていただいた時のことです。
ビギナーから経験者メンバーまで
様々なバックグラウンドの6チームが顔を合わせ
切磋琢磨で稽古をしている中で
主宰の絹川友梨さんの提案で
「ビギナーチームと経験者チームがペアになって稽古をする」
という回がありました。
畏れ多くも経験者に分類されるわたしたちは
今回がインプロ初舞台というあるチームとペアになりました。
本番で、どんなゲームを行おうかと悩んでいる相手チームに
(※もちろん、当日になるまでどうなるか確定なんてできませんし
シアタースポーツはゲームがすべてではないのですが
引き出しとして、ということです)
わたしたちは
「こんなゲームもある」
「あんなゲームもある」と提案しました。
ですが、言葉ではなかなかゲームが伝わらず
結局、気になる名前のゲームをどんどんまずはPlatformメンバーがやってみて
そのあと、一緒にやっていくという形をとりました。
その時間の楽しかったことと言ったらなかったです。
新たなゲームを知った相手チームの皆さんが
次々と繰り出す素敵なシーンの数々。
「インプロゲーム大図鑑とは」の記事で
どんなにゲームを羅列しても、インプロの理念がなければ
ショーやワークショップにはならないと、書きましたが
逆もまた然りで
長い間、ゆりさんのワークを受講していて
インプロを楽しむ気持ちをがっちりゲットしている皆さんは
新しいルールを知るだけでどんどん遊ぶことができちゃったんだと思います。
たまたま、こうした形でご一緒出来て
素敵な化学反応を起こせたことはうれしかったけれど
わたしたちがやったことは、単なるルールの紹介。
これってもしかして、ウェブ上でもできないかなあと
長い間封印していた「インプロゲーム大図鑑」への情熱が蘇ってきました。
次の稽古に行ったときに
そのチームの皆さんが
「家でもPlatformの動画を観て勉強したよ!」と言ってくださったのも
きっかけのひとつ。
いままでわたしたちがUPしてきた動画は
単なる公演の抜粋で、あまりに不親切。
もっとわかりやすいものを作りたいと思いました。
メンバーとの個人面談の中で
「もっとインプロ業界の活性化や社会貢献につながる活動がしたい」
というメンバーがいたことも後押しとなり
稽古ごとに少しずつ撮影、編集するというペースではありますが
インプロゲーム大図鑑はスタートしました。
懸念事項はいまもたくさんあり、チュートリアルは長めになってしまいました。
作っておいたそばからこれを言いすぎですが
この図鑑がゲームのすべてでは絶対にありませんし
しかも、ゲームはインプロのすべてではないです。
あくまで単なるルールで、すごく大切なインプロの中身は別にあります。
特に、ワークショップという視点で、とても誤解を心配しているのですが
インプロのワークショップというのは目的と文脈だとわたしは思っています。
ゲームをたくさん知っていても、インプロのワークショップはできません。
はじまりから終わりまで、どんな流れでゲームを組み合わせるか
そしてそれを誰が行うかが、ワークショップの価値だとわたしは思うのです。
例えば、ワンワードというシンプルなゲームだけで
4時間の学びを生み出す素敵なインプロファシリテーターもいます。
この図鑑をきっかけに
インプロを知る人がいたり
お友達と遊ぶ人がいたり
インプロワークショップに通うきっかけになったり
インプロを既にやっている人が、より活動を豊かにできたらうれしいです。






