『以前にもお答えしておりますが』に感じる違和感 ~その一言、本当に必要ですか?~

先日、ふと思いさせられる出来事がありました。

仕事帰りに近所のスーパーのレジで会計の時「QRコード決済、使えますか?」と聞いたところ、店員さんから返ってきた言葉がこれです。

以前にもお答えしておりますが、当店ではQRコード決済はできません。」

……正直、ちょっと引っかかりました。

一見丁寧な言葉遣いのように聞こえますが、こちら側の立場になると、どこかモヤっとするんですよね。

 

「以前にもお答えしておりますが」は本当に必要か?

私はこの言葉を聞いて、「そんなに強調しなくても……」と思ってしまいました。

なぜなら、数カ月も経てば、状況が変わることも十分にあり得ます。

なのに「以前にも」と言われると、なんだか「また同じこと聞いてくるの~」と軽く責められているような気がします。

 

同じような経験は他にもあります。

以前、某放送局に「受信料をクレジットカードで払った場合、領収書は発行されないんですか?」とメールで問い合わせたときのこと。

返信メールに、こう書かれていました。

○年○月にも回答申し上げておりますが、クレジットカードでのお支払いの場合、受信料の領収書の発行は不可となります。」

確かに、その時期にも同じ質問をした記憶はありますが、それと今の状況が同じとは限りません。

私にしてみれば、○年○月から、変わっているかもしれないのに、過去の回答を最初に持ち出して「あなた忘れたの?」と言われているような気がしました。

 

知りたいのは「今の情報」

対面、電話、メール問わず、「以前にもお答えしておりますが」「○年○月にもお答えしておりますが……」という前置きは不要。

こちら側が聞いているのは、現在の正確な情報です。

過去に何を答えたかなんて関係ありません。

それをわざわざ持ち出すと、「前に答えたこと覚えていないの?」というニュアンスがどうしても伝わってしまいます。

シンプルに、

· 「現在(も)当店ではQRコード決済には、対応しておりません。」

· 「申し訳ございません。現在(も)現金のみのお取り扱いとなっております。」

これだけで十分丁寧ですし、こちら側に不快感も与えません。

 

言葉一つで印象は大きく変わる

スタッフ側からすれば、繰り返し同じ質問が来るのは確かに面倒かもしれません。

でも、それは相手に「前にも答えたでしょ」と伝える理由にはなりません。

 

スタッフ同士であれば、システム(状況)が変われば、業務の引継ぎや現場の連絡事項で予め周知されるはずです。

だからこそ、外部からの問い合わせに対しては、常に「現在の状況」を自然に伝える姿勢が大切だと思います。

みなさんはどう思いますか? 

接客や問い合わせ対応で、こんな言葉を言われた(または言ってしまった)経験はありますか?

言葉遣いひとつで相手の印象はガラッと変わります。 

少しの気遣いで、ずっと心地よいコミュニケーションが生まれるはずです。

 

PS:最近の私は、このような時、「まだ○○ですか?」「今はどうですか?」

時には、「以前にも問い合わせたのですが、再度確認させて下さい」と質問をするようになりましたね。