中学時代の思い出
学生時代を振り返ると
思い出す先生がいます。
先生が言います。
(わかりやすいサングラスマークを選択)
「次の問題を…田中さん(仮名)」
すると指された田中さんが
言います。
「Aを選びました。」
先生 は聞きます。
「どうしてAを選んだのかな?」
田中さんはモジモジし始めます。
「えーっと、それは…」
モジモジが続き
それは実際には
数秒だったと思いますが、
田中さんには
何分にも思える時間だったかも。
顔が真っ赤になっていきます
ここで先生が助け舟
「なんとなく…かな?」
田中さんは 申し訳なさそうに
「はい、なんとなくです。」
すると、先生は
「いいですよ。
なんとなくそう思うってこと、
あると思います。
そういう時は
なんとなくそう思いました
と答えればいいんです。」
と、とても真面目な顔をして
私たちに伝えました。
40年以上も前のこの日のことを
今でも鮮明に覚えています。
なぜって?
私たちは…
いつでも何にでも自信を持って
答えを見つけられる訳ではない
また、答えを選ぶときも
いつも明確な理由があるとは
限らない
よくわからないけど、
なんとなくそう思ったってこと
あるじゃない⁈
その先生は
学園ドラマの熱血タイプでも
厳しい学年主任タイプでもなく
静かに淡々と語る方でした。
けれど
先生の言葉は大きな意味を持ち
その日以来、先生の授業では
すべての生徒が
必ず何かしら答えを見つけたの。
そして、私たちは
先生に指されても
ガチガチに緊張することなく
時には
「なんとなくそう思いました」
と堂々と言うことができました。
いいでしょ〜
『なんとなく』が
言える場所がある
私は
この日学んだことを胸に
進もうと思いました。
中学1年生の思い出です。
先生の何気ないひとこと
生徒は覚えているものです
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磯部 以奈子