義務化するのはなぜ？
Hello! 
今年の１月１日から
アメリカ カリフォルニア州の
grade school で
筆記体の学習が義務化となりました。
アメリカでは2010年に
全米共通の教育基準
『コモンコア』が導入されました。
幼稚園から高校卒業までの間に
大学進学や就職に向けて
より適切な準備ができるように
組まれたカリキュラムを作り
数学や読解力に より力を注ぎ
『筆記体教育』が省略されたそうです。
ところで
歴史的な文書や古い公式文書には
筆記体が見られます。
たとえば
1787年の合衆国憲法は
筆記体で書かれています。
筆記体が書けなければ読めない。
子ども達が大切な文書を
読めないという状況になります。
また、数学や読解力に重きをおいた
教育のはずが
2022年のOECD（経済協力開発機構）
学習到達度調査では
平均を下回る過去最低点で、
参加したOECD37カ国中
28位という結果になったのだとか。
そこで改めて注目されたのが筆記体
なんと！
脳を活性化させるとの研究結果
インディアナ大学では
文字を書く時には
読書で使う脳の部位が活性化
ワシントン大学では
活字体と筆記体では
書く際に脳の違う部位が使われる
と発表。
それでカリフォルニア州などが
筆記体を義務化したそうです 
「筆記体」は英語で
cursive カーシヴ って聞こえるかな
と言います。歯を閉じてカとクの間の感じ
「活字体」は print です。
CBS News によると
The cursive comeback is not just for
writing faster but for developing
the minds of young people.
Research shows that it works in a part
of your brain that is not active
while typing or printing.
（意訳）
筆記体の再義務化は、速く書くためだけではなく、
聡明な若者を育むためでもある。
キーボード上で文字を打ち込んだり
活字体で書く時とは
異なる脳の部位が働く。
Seattle Times でも
Cursive handwriting enhances
a child’s brain development,
including memorization,
and improves fine motor skills.
（意訳）
筆記体は、記憶などの子どもの脳の発達を促進し
微細運動技能を向上させる。
久しぶりに筆記体を使って
文章を書いてみますか 
今でもキレイに書けるかな 
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磯部 以奈子
