高齢になってくると耳が聞こえにくくなる。
よくいわれるのが
周波数の高い部分が聞こえない
ということらしい。
外の音が、耳の穴→鼓膜 と伝わってきて、
その反応が有毛細胞を揺らして、その結果、
音の振動が細胞の電気信号へと変換される。
(個人的には、この「音の振動と電気信号への変換」という
プロセスが、宇宙の仕組みと連関しているなぁ…
と、感動するのですが…(笑))
で、この有毛細胞が加齢とともに減少するのが、
加齢性難聴のメカニズムということらしい。
音の中には微妙な違いの周波数が複数あって、
その違いが分かりにくくなるというわけで、
私の母もそうですが「聞き間違い」が増えてきます。
「たこ焼き」と「かた焼き」
など^^;
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で、
「NHKのアナウンサーの声は聴きやすいけど、
民放のアナウンサーの声は聴こえにくい」
と、仰る方が多いです(^^;;
またトーク番組で出演者が一度にしゃべって
いるのも、
「ガチャガチャしてて何言ってるか分からない」
また
「男性の声は聞こえにくい」
のも仰いますね。
ほかに
🔖体温計の音が聞こえにくい
🔖インターフォンの音が聞こえない
なども。
なので
テレビを大音量にしていてトラブルになるのは
よく聞くことですが、
聞こえる音は聞こえるけど、
聞こえない音は聞こえない。
ということなのでしょう。
当たり前のようですが、そこは重要なポイント。
しっかりと意識することは大事かも。
「聞こえない」わけではない。
そんなに単純でないというのが私の経験でもある。
相手が聞こえていないような反応をしたときに、
単純に、大声はを出せばいいわけじゃない場合が
あるのですよ。
聞こえないだろうと大声を出すと「うるさい!」
と…なる(^^;;
ご主人が聞こえにくくなっていて、
大きな声を出し続けなければならない奥さまが、
喉がガラガラになってしまっているご夫妻が
いらっしゃいます。
ご主人、だいぶ聞こえにくくなってしまった
のかな…と、
私も奥さまが出しているのと同じくらいの
大きな声で話し掛けたら、
ご主人は顔をしかめて身体を遠ざけました。
(「うるさい」とは言わない)
あ、これでは大きすぎるんだ…
そこで私がおこなったことは
●ゆっくり話す
●滑舌よく発音する
●目と目を合わせて話す
そうしたら、私の普通の声の出し方でOKでした。
もちろん、耳の状態によっては
耳元で大きな声を出さないと聞こえない方も
いらっしゃいますが、
上記の3点をおこなうことで充分に
コミュニケーションが取れることがあります。
ちなみに前述のご主人は、
寝室から離れている遠くのインターフォンの音は
なぜか聞こえる…^^;
施術中に「ん?誰か来たよ」と、仰います。
補聴器の調整が決して簡単ではない…って、
こういうことなんでしょう。
なかなか調整がうまくいかなくて、
高齢の方が補聴器を敬遠しがちなる…のも何人か
お見かけします。
「聞こえない」のは「聞こえにくい」ことが
あるので、声掛けに工夫をしてみると
いいでしょう。

