在宅の訪問マッサージをするようになって、いろいろなことを経験しています
最近、特に感じているのは
筋肉って本当に全身で連動しているんだなぁってこと
ベッドから起き上がれない方は筋肉が固まって、関節が拘縮してまい可動域が狭くなってしまいます
関節の可動域が狭くなるってことがどれだけ厄介なことか・・・・
みなさんは、腕が上に挙がること(拳上)が当たり前だと思ってませんか?
腕が上に挙がるって、専門的に表現すると肩関節の拳上っていいますが
なんでもない人は苦もなく拳上できます
それは拳上するための筋肉が正常に働いてくれているから
最近、弓関係の方がメンテナンスに来てくれていますが、必ず説明させていただくようにしています
なぜ全身指圧が必要なのか
なぜ全身の調整を説いているのか
肩関節の外転を例にして簡単に説明します
肩関節の外転とは、腕を下げた状態から横の水平方向に挙げて、そのまま耳の近くまでもっていく動作です
(絵を描けたらいいのだけど・・・^_^;)
その水平方向に挙げるために働いてくれる筋肉は棘上筋と三角筋という筋肉です
動作の開始は棘上筋が担ってくれていて、その後三角筋に受け継がれます
その後、斜め上まで持ち上げるためには、僧帽筋と前鋸筋によって肩甲骨をくるっと回す必要があります
この肩甲骨の回旋には胸鎖関節と肩鎖関節がちゃんと働いてくれてこそです
そして最終段階の斜め上から垂直に挙げるためには、挙げている腕と反対側の脊柱起立筋(背中の筋肉)が収縮して脊柱が側弯してくれないとダメなんです
つまり、腕を上に挙げるという簡単な動作だけでも、これだけの筋肉と関節運動が連動して実現できるというものなんですね
何かの理由で筋肉に不具合があると、その動作で主たる動きをしない筋肉ががんばってくれますが、短期ではなく長期に働かせちゃうと疲れ切っちゃう・・・
だから頚が痛い,肩が痛いといっても、その痛い部分だけを施術したところで効果が実感できなかったり、長続きしなかったり・・・っていうのはそんな理由からなんです
もし脊柱起立筋という背中の筋肉の不具合から腕を挙げられない場合は、挙げようとして痛む部分だけを施術しても改善はしないだろう・・・ってのは想像できますよね?^_^;
で、ベッドから起き上がることができない人はその肩関節の外転運動がしにくくなります
そうすると多くの方で見られることですが大胸筋がカチカチに固まっています。大胸筋がブレーキをかけていて外転運動を妨げています。
これは日常生活のどんなことが不便だと想像できますか?
パジャマの着替えがしずらいし、ちょっとしたものを取るにも不便です
これは程度の差はあれ、ワタシたちのように寝たままではない人たちにも同じなんです
身体は全身つながっている
という言葉は本当にそうですね
文章で説明するとちょっと難しいですが^_^;、このようなお話をすると、だいたいの方が全身調整の必要性を理解してくれます
先日も「すごく分かりやすくて、小山さんの言葉がひとつひとつ響いてくるよ」って言ってもらえて うれしーーー(≡^∇^≡)
日常生活動作(QОL)の向上あるいは最低でも現状維持
これはすべての方に共通の目標だと思います