光の男の子Ⅱ | 人生好転させ屋

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毒親育って、愛されて来ていない。手間暇、お金をかけてもらっていない。その経験から「どうせ愛されない・どうせ豊かになんかなれない」という疑いや信念を持ち、夢や希望を持てない、途中であきらめてしまう。そうした負の人生を好転させるブログ

第一話はこちら
ビージーエムにどうぞ


人の目には見えない傷のせいで男の子はどうしても思うように身動きが取れず
たくさんの失敗を繰り返してしまいました。


それでも男の子はみんなに好かれようと
仲間に入れてもらおうと必死でした。
それなのに失敗してしまうのです。


そんな男の子は村人から
「やる気がないからだ」
「努力が足らないからだ」
「怠けているからだ」
と厳しく非難され叱られました。


そして男の子もまたそんな自分を嫌に思いました。
「このままではダメだ」
「もっと努力しなくちゃ」
「どうして僕はこんなにダメなんだ」
そう自分で自分を厳しく叱り付けました。


そして「みんなから好かれるような,尊敬してもらえるような,立派な人間になりたい」と自分に鞭打ちました。

しかしなんと言う事か「目には見えない傷」は自分で自分を嫌う度に,自分の事を厳しく叱る度にさらに広く深くなっていくのです。


しかし…

男の子の感覚は麻痺していてそのことに気づけないのです。
それに、どんなに努力しても努力してもその傷のせいで思うような成果は出ません。
そして、ますます自分を嫌いになっていきました。


そしてついに…

そんな事や無理な努力がたたり男の子はぼろぼろになってしまいました。


しかし,男の子は誰にもそのことを相談できずにいました。
それどころか,そんな事がばれて叱られたり,見捨てられたりしては大変と平気な振り,元気な振りをしました。


ところが日に日に男の子は元気を失い,
とうとう動けなくなってしまいました。


すると村人達はそんな情けない男の子に愛想をつかし男の子の傍からいなくなってしまいました。

男の子は一人取り残され寂しくなって泣き始めてしまいました。

それを見た村の人たちはますます男の子を嫌いました。


そして男の子はついに居場所をなくし独り別の村を探しに出かけました。しかしどの村に行っても,どんなに努力しても,男の子は同じ失敗をし,同じように嫌われました。


そしてますます自信を失い,自分を嫌うようになっていったのです。

そしてもう何もかもダメだと諦め始めたとき


つづく