3日目の朝を迎える。
1日目、2日目と同じく、鶏がうるさくてよく眠れなかった。
そして、今日でこのゲストハウスとはお別れ。
理由は、鶏がうるさいことと、ゲストハウスを探して歩くという一人旅感MAXのプレーを体感するため。
というわけで、とりあえず午前中はゲストハウス探し。
チェックアウトを夕方6時にしてもらって、自転車で遺跡を回る旨をゲストハウスの人と、サンに告げる。
すると、3ドルで自転車を知り合いの自転車屋から借りてきてくれるというので、お願いする。
見た目立派なMTBが届く。
一応、ブレーキとタイヤを確認。
問題なし。
テンションあがって自転車にまたがる。
しかし、数百メートル走って気づく。
タイヤの空気がない。ギアチェンジができない。
タイヤのチェックは横から押したのが失敗だった。縦に押さなければならなかった。タイヤ自体がかなり硬い仕様なので。
そんなわけで、かなり疲れる自転車旅行がはじまった。
とりあえず、日差しが強すぎるので、近くのマーケットで帽子を購入。
値札のついてないものを買うのはこれが初めて。
最初3ドルといわれたが、2ドルにまけてもらった。
あまり英語が通じなかったので、単語とジェスチャーで会話。
多分現地人はもっと安く買うのだろう。
まぁしょうがない。
交通事情がかなり悪い。
相当神経を使った。
大体7~8軒回る。
前夜予習した英会話を駆使して、部屋を見せてもらい、料金を聞く。ここがよければ戻ってくると伝える。
何とか伝えることはできたし、聞き取ることもできた。まあ、だいぶ噛み合ってないこともあった気がするけど。
そして、1ヶ月前にオープンしたばかりで、マーケットに近くて一番安いゲストハウスに決める。
予約を済ませて、自転車による遺跡めぐりに移る。
とりあえず、昼食をとる。
メニューはカレー。カンボジアに来て、あえてのカレー。
なかなか美味い。4ドル。
腹も膨れたところで、アンコールワットを目指す。
道は1日目に来ているので分かる。
アンコールワットまでは40~50分。
着いたはいいが、駐輪する場所に迷う。何台か停めてある場所があったのでそこに停める。
すると、少女が駆け寄ってきて、「ここに停めていいけど、コーラを買え。1ドルだ。」と言ってくる。
「今のど渇いてないから、戻ってきたときに買うよ。」と言ったら、「今買え。今なら1ドルだ。」と言う。
「今いらない。戻ってきたら必ず買うよ。約束だ。」と言ったら、「今なら1ドルだけど、戻ってきたら2ドルだ。」と言う。
「今買わないし、2ドルなら買わない。」と言ったら、「だめ。今買ってくれ。そうじゃないなら自転車停めるな。」と言う。
「あーそうかい。じゃあ、いいよ。俺はどっか行くよ!バイバイ!」と言ったら、「ごめん!待って待って!いいよ。停めていいよ。でも、コーラ買って♪」
「だから、戻ってきたら絶対買う!」と言ったら、「えー、もう!私今から学校行かなきゃ行けないの!今買ってくれないと困る!」
「お前が学校行くとかそんなの知らねえよ!」と言ったら、「・・・。もうわかった!帰ってきたら私の店で買ってね!」
と口論する。
その様子を見ていた、トゥクトゥクの親父が「トゥクトゥク乗らねえか?」と半笑いで言ってくる。
むかついたので、「てめえ今俺がチャリ乗ってきて、停めてるとこ見ただろうが!」と怒鳴る。
2度目のアンコールワットを鑑賞して、自転車のところへ戻る。
喉も渇いたし、さっきの女の子のところでコーラを買ってやろう。ついでに水も買ってやろうと思って、周辺を探すが、女の子の姿が見えない。
どうやら学校に行ったみたいだ。
なんか悪いことしたなぁ。
つぎにアンコールトムへ行く。
喉が渇いていたので、みやげやの食堂でミックスジュース(1,5ドル)を飲む。何をしていたのか、かなり待たされたが、冷たくて美味い。しかし、氷が使われていることを考えると、おなかが心配だ。しかし、そんなことよりも、今の喉の渇きを潤すことが優先だ。
飲み終えると、アンコールトムの隅にある遺跡へ行く。
誰も居ない。
いや、いた。
現地の子供が2人。多分姉弟。
仏像の賽銭箱を壊してお金を盗っていた。
英語がしゃべれると観光客相手に商売できるが、しゃべれないと稼げないからこんなことをせざるを得ないのだろう。
帰りがけ、一番好きな遺跡バイヨンへ再度寄る。疲れ果てていたけど、やっぱすげえ。
サングラス落としたけど。降りてすぐ気づいたけど、疲れ過ぎたので取りに行かず。
疲れた身体に鞭打ってゲストハウスへ帰る。
1時間以上かかった。
ゲストハウスへ着くとすぐにチェックアウトし、次のゲストハウスへ。
しかし、誰も見送りに出てこない。
冷たい連中だ。
まぁ、そんなわけで、バックパックを背負って、大通りに出てバイタクを捕まえる。
バイタクはガンガン話しかけてくるのですぐつかまる。
ちょっと怖かったが、最初4ドルといわれたが、1ドルでOK。
ゲストハウスの名刺を渡して行ってもらう。
変なとこに連れて行かれるんじゃないかと不安だったが、ちゃんとついた。
バイクもサンのバイクより新しく乗り心地抜群。
チェックインするが、部屋には窓がなく牢屋みたいなので、窓のある部屋に変えてくれるよう頼む。
何部屋か見せてもらって、同じ値段でツインの部屋に変えてもらう。
その後、夕食を食べにマーケット近辺へ。
屋台で1ドルのチャーハン的なものと、1ドルのビールを注文する。
会計を頼むと、4ドルという。
メニューに値段が書いてあるので、指差しながら「2ドルじゃねえか!」というと、「イェス。2ドル」と言う。
5ドル札を渡すと無造作にポケットから2ドルを出してきた。「1ドル足りねえぞ!」というと、「おー。」といって、なぜか2ドル取り上げられて、厨房の中へ入って箱から何枚か1ドル札を出してきて、1ドル札を何枚か手渡してくる。確認すると、また2枚。「また足りないよ。」というと、また2ドル取り上げられて、なぜか店の奥の男に金を手渡して。その男がどこかに行く。釣りならあるだろ?と思いながらも待つ。5分くらい待つと男が帰ってきて、今度はちゃんと3ドルもらう。
数回だまされかけたが、これでだまされる人はいるんだろうか?
帰りにコンビニでパンと牛乳などを買う。
部屋でテレビをつけるが、カンボジアのカラオケビデオ、韓国の番組、カートゥーンTV、オーストラリアの番組しか音が出るチャンネルはなかった。
無性に淋しくなって、不安になって、怖くなって、ipodで邦楽を聞いて元気を出す。
水圧の弱いシャワーを浴びて寝る。