お車のお問い合わせをいただいて、お客様と話をしていく中でよく


「このクルマを3年程所有してだいたいリセールはどれぐらいになりますかね?」


という話が出てきます。


法人で購入されるのであれば


「初年度登録から○年経っているので減価償却で○年で落とすことができ、リセールが高いので売却益が出たらそのお金をどうするか・・・」


などという話にも発展していきます。

 



特にスーパーカーやクラシックカーは投機対象にもなっていて、本来のクルマとしての機能や魅力とは違うところで取引がなされていることも少なくありません。

 

普通はモノにも償却期間があって、その期間を越えると簿価ではゼロになるわけですが、その償却期間を越えると価格が上がってしまうようなクルマがあるのも事実です。

 

中には自分のクルマを買ったときよりも高く売れたという人もいるのではないでしょうか。

 



しかし、そうやって今後の値上がりや値落ち率が低いクルマを“狙う”ような視点になると、本来好きだったはずのクルマが投機対象そのものになってしまい、楽しさを忘れてしまうのではないかと思ったりもします。

 

車体そのものは当然、資産価値がいくらというのはあると思いますが、そのクルマからもたらされるプライスレスな価値というのも存在すると思うのです。

 



数年後の価値も大切ですが、一度きりの人生で大きな買い物をするわけですから、そこから得られるもたらされる自分の感情も大切だと思います。

 

弊社のお客様で、リセールもあまり良くない高額なクルマを買われる方がいらっしゃいます。

本業では投資効率をかなり重視されている方ですが、なぜそのクルマを買ったのかという質問に


「若い頃の憧れを実現させたかったから」


と答えられて、妙に納得してしまいました。

 

そういった理想の実現なども人生の中にいくつ経験できるかというプレイスレスな体験は、リセールバリュー云々を越えるものといえるのかもしれません。

 

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