「先生、安田さん（仮名）が、こられてます」と受付の高橋さんが呼びに来ました。
安田さんは、本日、朝からオール・オン・フォー®の上下の最終補綴物の装着を行って、今先ほど治療が終って帰られたばかり。
変だなあと思って、受付に行くと、安田さんがお花を抱えて立っておられました。
「感謝の気持ちです。先生の御陰で生まれ変わった、ありがとうございました。思い切って治療してよかった、長生きしなきゃ。」とにこにこ笑顔でおっしゃいました。
先週、スキーでねんざしたという足で、氷と雪で足下の悪い中、お花屋さんに大急ぎで行って、戻ってこられたそう。
先ほど、最終補綴物を入れた直後から、いろいろとお話するうちに、仮歯より自然で話しやすいし、奥歯でしっかり噛めそうと喜んでおられ、みるみる間に喜びと活力があふれてこられました。歯の威力に今更ながら感心していたのですが、このお花にこめられた患者様の喜びが私たちスタッフにも大きな喜びをもたらしました。
安田さんは、総入れ歯が合わなくて長年苦労されてこられた７９歳。
昨年、７９歳という年齢で、思い切ってオール・オン・フォー®の上下の手術をされました。
ノーベルガイドだったので、上下で１時間あまりの手術。とても楽だったと喜んでいただきました。
手術後すぐ仮歯を入れたときも大変喜んでいただきましたが、最終補綴物は安田さんに実際に仮歯を半年使ってもらって見つかった問題点を全て改善した最高の作品。
安田さんの治療に対する積極的な姿勢に私たちも学ぶことが多かったのですが、今日、先月行かれたというインスブルックのスキー場とアルプスの写真を見せてもらって、驚きました。
聞けば、なんと、全て自分でネットを調べながら旅程を組んで、一人でチケットを買って、ツアーなどではなく、すべて一人でスキー一式に本格的なカメラを持っての一人旅をされてきたそう。すごいパワーに圧倒されました。
オーストリアの税関でパスポートを見せたら、写真と違うといぶかしがられて、しばし止められたとか。パスポートの写真は総入れ歯の写真で、今回は、オール・オン・フォー®の仮歯が入っている顔なので、それは違ったと思います。
最終的な歯を入れて、ほとんどの皆さんが若返られますが、安田さんがこの後、１ヶ月後、半年後と若返ってこられるのを見るのが楽しみです。最終補綴物を入れたお顔の写真をたくさんとって、時々比較しょうということになりました。
オール・オン・フォー®の治療に携わって本当に嬉しいと感じた瞬間でした。
安田さん（仮名）ありがとうございました。
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