ノーベルガイドによるオールオンフォー

本日は、ノーベルガイドによるオールオンフォーの手術でした。

この患者様は、いろいろと持病がありました。
リスクが高く、インプラント治療が出来るかどうか、初めはわかりませんでしたが、上顎のフルブリッジが外れてきて、困っておられました。
お助けしたいのは、やまやまでしたが、それによって健康を損なってしまっては、何の助けにもなりません。また、インプラントが失敗しても申し訳ありません。ですので、初めはお断りするつもりでした。

しかし、患者様の意思は強く、どうしてもインプラントしてほしいとのことでした。
そこで、実際にできるかどうかの診断に数ヶ月の時間をかけ、傷の治りや、健康度を観察して、インプラント治療を行う方向で、検討しました。

オールオンフォーにするか、総義歯にするかの決断が必要でした。

口腔外科に入院して残根の抜歯をしてもらい、その傷の治り具合を観察しました。
そして、傷の治りが悪くないのと、健康状態も悪くないのを確認して、再度インフォームドコンセントを行い、インプラント治療の意思が固いので、本日静脈内鎮静下でサージカルテンプレートを用いてオールオンフォーの手術を行いました。

患者様は朝から、ニコニコして、手術を楽しみにしておられました。
新しい歯が入って、やっとかめるようになります。歯を抜いた後は、総入れ歯は作ったものの、どうしても使えないと入れていらっしゃらなかったからです。

お身体の持病にも関わらず、骨の質はとてもよく、いい結果が期待できそうです。
健康な食生活をされていたようです。
インプラント治療のとき、しっかりした骨があると、嬉しくなってしまいます。
健康状態と骨の状態は密接に関係がありますね。

バランスの採れた食事と、適度な運動が骨の健康にはいいようですよ。